神保町コーヒー「眞踏珈琲店」は、自家焙煎のコーヒーが頂けて本が読めるお店。
店主の大山眞踏さんは、青山の名店「蔦珈琲店」で修業された方。
お店を独立される際、師匠がいる青山以外で開店を考えられた時に「+本が読めるお店」として親和性が高い土地、神保町を選ばれた。
店内には約4,000冊の本が並んでいるという。
社会学系の学術書から漫画まで、幅広く揃える。
そんなお店で頂けるコーヒーは、自家焙煎・深煎り・ネルドリップ。
師匠のお店「蔦珈琲店」と同じコーヒー豆、ストレート豆・ブラジルサントスナンバー2・スクリーン19を使ったコーヒーが頂ける。
あと、お店の公式twitterでつぶやかれる内容が、毎回奇抜なことでも有名。
twitter上と、実際の店内の空気感のギャップを感じてみるのも、ひとつの楽しみ方だろう。
今回は、店内でコーヒーを頂いてきた。
目次
神保町コーヒー「眞踏珈琲店」外観

お店は神保町駅から歩いて5分ほどの、靖国通りから少し南側の路地入った場所にある。
レンガ造りの外観に、重厚な木扉の2階建て。
私が伺った日は2020年10月17日で、同じ神保町の「トライギャラリーおちゃのみず」でイベント「大坊珈琲の時間」が開かれていたので、その後に訪問した。
「大坊珈琲の時間」の記事↓

看板モチーフ。
お店は2016年に開業。
神保町コーヒー「眞踏珈琲店」店内

店内は1階と2階があり、1階はカウンター、2階はテーブル席メインになっている。
照明は間接照明がメインで少し薄暗く、BGMは空間ミュージックがかかっていて幻想的。
とてもお洒落だ。
1階カウンター席は比較的若いお客さんが多く、店員さんとお客さんで気さくに談笑されている。

2階へと続く階段。
壁面には、本がぎっしり。

2階はテーブル席がメインで、本棚が天井まで数多く並ぶ。
皆さん本を読みながら、思い思いに時間を過ごされている様子。

2階片隅には、コーヒー豆の焙煎機が。

あと面白いのは、お手洗いの扉。
ある一つの本棚が隠し扉になっていて、手前にひくとお手洗いに通じる。
遊び心がとても素敵。
神保町コーヒー「眞踏珈琲店」メニュー

こちらコーヒー、紅茶、その他ドリンクメニュー。
コーヒー豆は1種類(ブラジルサントスNO2・スクリーン19)で、バリエーションは豊富。
デミタス、15時間かけて抽出する水出しアイスコーヒーや、クリームが入ったバリエーションものも揃える。

お酒やケーキ、神保町らしくカレーライスなども揃える。
コーヒーのテイクアウトは500円で、コーヒー豆は200g・1,100円と、かなりお求めやすいお値段。
珈琲・琥珀を実飲

今回は、珈琲・琥珀を注文。800円。
大倉陶園・ブルーローズのカップで提供される。
早速頂くと、ほー、かなり澄んだ味わいだ!
まろやかじゅんわりした甘味。
角がほとんどない。
ボディが細く、まるで紅茶を飲むような味わい。
風味にはブラジルらしい香ばしさ。
コーヒーからは、神保町の喫茶文化に馴染む「喫茶店の味わい」を感じる。
これならコーヒーが苦手な人でも、飲みやすい。
カウンターでは、スタッフさんとお客さんが終始和やかに話されていて、2階ではカップルがゆっくりしていたり、一人で黙々と本を読んでいる人もいる。
色んな使い方ができる、すごく珍しいタイプのコーヒー店だ。
次回は2階でコーヒーとケーキを頂きながら、じっくり本を読んでみようかな。
1階で濃いめのデミタスを飲みながらスタッフさんとお喋りするのもいいなぁ。
それではまた明日。
お店詳細
お店の公式twitter