ツブサ読者の皆様、初めまして。
今日からツブサにて、ご縁あって私のシュワシュワタイムによる独り言を
時々差し込ませていただくことになりました。
さっとんと申します。
人情息づく酒場が好きで、カウンターでキュィっと流し込む瓶ビールは良き相棒であり、至極のひととき。
どうぞお見知りおきを。
さて、第一回目は酒場宝庫の阿佐ヶ谷。
ハシゴ主義の呑んべぇにとって、お財布に優しい親切店がひしめき合う町。
そんな阿佐ヶ谷でも、
ランドマーク的商店街”阿佐谷パールセンター”を南に下った南阿佐ヶ谷エリアにある、
朽ちかけた雑居ビル1Fつきのやにやってきた。
目次
南阿佐ヶ谷居酒屋「つきのや」まずは、瓶ビールとハムエッグス
席につき、「いらっしゃいませ」と声を掛けてくれるお兄さんに
「瓶ビールと(¥680)、ハムエッグス (¥350) をお願いします」
すぐに出てきた赤星大瓶をグラスにそそぎ、まずは秒でキュイっと。
手酌二杯目。
継ぎ足す度に新鮮な気持ちになる小さなグラスの七不思議。
壁に所狭しと並ぶ短冊メニューにはナポリタン、焼きそば 、チャーハン (いずれも¥650) など
居酒屋メニューに限らず食事からお酒の〆まで、間口の広さも魅力のひとつなんだろう。
そして運ばれてきた、頼まずにいられない玉子料理代表ハムエッグス。
昔は朝ごはんだったハムエッグス。
いつの日からか、私の中ではオカズからツマミになっていた。
おいしくないわけがないオーソドックスタイプ。
そう、これに個性はいらない。
白身をめくればキャベツの千切りもスタンバイ。
あ、落花生も無意識に頼んでた。
手と箸が交互に止まらない。
店内は一人飲みか気心を知れた仲間とじゃないと、
ほろ酔いのピンクになった顔が誤魔化せないほどバキバキの照明。
そして決して静かではないのに、むしろざわめきが心地良い・・・
そんなこんな思いながら、
追い瓶ビールと自家製たまりらっきょうも頼んでみた。
南阿佐ヶ谷居酒屋「つきのや」いい色艶しちゃってる、たまりらっきょう
こんなに安いのにメニューに自家製が多く、
ただでさえ豊富な品数なのに、一品に手間を惜しまないところが、
吉野家でもないけどうまい、安い、早いに丁寧が加わった、
呑んべぇ愛を感じるまさにセブンスヘブン。
そしてやってきたたまりらっきょう(¥400)。
自家製に偽りなしのビジュアル。
いい色艶しちゃって・・・
明日の仕事の事なんてしったこっちゃない。
私はたまりらっきょうをお代わりしたのであった。
つきのやは15時半の昼下がりにオープンするので
明るいうちからちょっと一杯(なのか、いっぱいなのか)
近所にあったら危険なほどいいお店。
喫煙所というか、喫煙室もご丁寧に用意されたこの配慮。
今宵も自分のセレクトに大満足。
さぁこれからどこに流れよう。
ご馳走様。
南阿佐ヶ谷居酒屋「つきのや」店舗情報
ライター・プロフィール
気まグルメ・サットン
映像制作に従事する傍ら、年間800店強の飲食店へ足を運ぶ「食」と「ビール」を偏愛する駆け出し女性ライター。鉄の胃袋を武器に「映え」より「旨い」を求め、隙あらばおいしい肴と対話しながら呑んでいる。相棒は瓶ビール、はしご酒はライフワーク、出された物は残さないをマイルールとし、 正しい情報に加えて、味バーチャルをお届け出来るようなシズル感ある文面を綴る日々。