ここはチーズ尽くしのメニューで、チーズ好きにはたまらない喫茶店。
チーズおにぎり、チーズトースト、チーズ珈琲、チーズ紅茶・・・色んなチーズ料理がある。
なにせ、このお店のオーナー兼店主は「チーズ仙人」と呼ばれている。
お店のコンセプトが「チーズ喫茶」と非常にわかりやすいので
メディア露出が多く、今高円寺では勢いのある店舗だ。
さてここにはもう一人「チーズ仙人」の他に、女性の「コーヒー焙煎士」がいる。
DISCOVERYの一度で250g焼ける焙煎機で、コーヒー豆を焼かれている。
この方が焙煎し、抽出するコーヒーが本格的でなんとも美味しいのだ。
お店には浅煎り、中煎り、深煎りとオールマイティに揃え、焙煎度にそれぞれ合った抽出器を選んで淹れるこだわり様だ。
焙煎に関しては独学で勉強され、誰にも染まらないオリジナリティの味を探求されている。
一見、変わり種のお店かな?と思いきや、意外と喫茶店として武骨な面があり、コンセプトや姿勢に奥行きがあって、一筋縄ではいかない魅力があるお店だ。
今回はこのお店で評判の高いプリンと、コーヒーをレビューする。
目次
高円寺駅前の喫茶「吾輩は山羊である」周辺・外観
お店は中通り商店街にある。
高円寺駅北口から歩いて1分の、ガード下近くにある好立地だ。
お店としてはクラシックな喫茶店としての佇まい。
ロゴ文字が右から読みなのが何ともかっこいい。
お店は2階建てになっていて、1階はカウンター、2階はテーブル席になっている。店外にもオープン席で一席設けられている。
店外店内いたるところにはテーマである、山羊のモチーフが。
店外イーゼル。
電源、Wi-Fi全席完備でこれは凄く嬉しいポイント。
土日祝限定の「チーズ屋さん本気のナポリタン」は、とても写真映えるので人気。
カスタードプリンと珈琲 実食・レビュー
今回はチーズ喫茶のカスタードプリン(500円)と珈琲(400円)を注文。
プリンにはレッドチーズが入っていて、上にはクリームチーズとくるみが乗っている。
見た目がクラシックで何とも見た目美しいプリンだ。
味は見た目どおり、手作り感のあるどこか懐かしい感じがするプリン。
特にチーズチーズした変わり種の様な味ではなく、レッドチーズはうっすらまろやかに感じるくらいで、癖みたいなものはない。
卵の香りが濃厚で、食感滑らか。
カラメルがたっぷりかかっていて、ほどよい香ばしさがありながら甘さは控えめ。
クリームチーズはほどよい酸味とクリーミーでふわっとした食感があって、くるみは歯ごたえの良い食感だ。
浅煎りの珈琲が飲みたい気分だったので焙煎士である「枝豆さん」に伺うと、
ケニアとエチオピアがあるとのこと。
どちらも豆の香りを嗅がせて頂けたので、今回は迷ってケニアを選択。
ケニアはフレッシュの中に香ばしさを感じる香りだった。
エチオピアも甘い香りで美味しそうだったなぁ。。
枝豆さんの動きを見ていると、
豆を挽いた後は、粉を振って微粉を除去される徹底ぶり。
雑味を除去して味を安定させてクリアな抽出にすることが目的。
なかなかできない細やかな工程だなぁと感服。
ペーパードリップで抽出頂き、早速一口頂くと
おわー、旨い酸味!
キリッとしてるけどエグくなくて、すごく心地良い。
フレッシュだなぁ。
あと、ほどよい香ばしさがあってジューシーさがある。
冷めていくとフルーティーなマスカットのような酸味がどんどんプラスされて、旨味が出てくる。美味しい。
美味しいコーヒーを頂きながら、枝豆さんとコーヒー話で盛り上がった。
枝豆さんは生粋のコーヒーラバーだから同じ熱量で話してると
こちらが凄くワクワクしてくる。
自分の味を積み上げることに凄くこだわりを持たれている。
だから、だれっぽさがなくて系譜なんか関係ない。
探求心と行動力が伴ってるから凄みがある。
どちらも美味しかったし、楽しい時間を過ごすことができた。
ここはデザートだけでなく、食事もおススメ。
チーズ好きな方も、普通の喫茶店づかいしたい方も是非。