高円寺の “ 庶民派 ” 女王・のうじょうコラム vol.7

あなたにとって「良い暮らし」とはどのようなものですか？

”高円寺の女王”と物騒なキャッチコピーで呼ばれつつも、
超庶民派ミュージシャンのうじょうりえが
高円寺での「良い暮らし」を伝えていく

高円寺の”庶民派”女王・のうじょうコラム

9月度お送りします！！

はじめての自宅待機

初めて濃厚接触者になり、自宅待機を経験しました。
結果としては症状も全く無く、PCR検査も陰性で無事健康を貫きました！
しかしライブを辞退せざるを得なくなったのは申し訳ない。。

いよいよこのタイミングでコロナになるのか、、？！と思いきや。
1週間くらい家にずっといたので、疲れもすっかり取れて逆にいつもより体が軽かったです。
お酒もほとんど飲まなかったからか、ちょっと痩せた気がしました。笑
新しいCDを発売する直前で割とやる事が多く忙しかったので、元気なままで良かったなあと。

最初の緊急事態宣言のときから無観客配信ライブをしに行ったり（都の条例を守りつつ）
緊急事態宣言明けからすぐ有観客ライブや路上ライブも再開したり
わたしは外に出て人に会っていた方で、感染理論的にはコロナにかなり近い所にいるはずなので
逆に今までよく（多分）感染せず、濃厚接触にもならなかったなと正直思っています。

コロナなんか関係ないぜ！みたいに思っている訳では全くなく
事情があってどうしても動けない人がいるから、動ける自分がやるしかないと思って音楽活動を続けていました。
自分も止まりたくないって気持ちが強かったですし。

それにコロナが発生して、自分にとってライブをする事、人に会う事がどれだか大切か思い知りました。
ライブがなかった期間あれだけ家にいて時間があったのに全く曲が出来なくて、外に出るようになってやっと書けて
家に籠ってても作れる才能を持っている人はいるけど、わたしには向いていないと。
だから面白い出来事が沢山あって、人との距離が近い高円寺が好きなんだと思います。
刺激をもらえる、自分の感情が動く街に住みたい、わたしは根が普通だから。

ずっと家にいると別の病気になりそうなくらいどんよりするけど
外の景色を見たり空気を吸うと、外はこんなに素晴らしいんだ！といつもの何倍も感じられます。
この部屋の窓を開けた先の景色も、
ベランダに置いた良い感じの椅子に腰掛けた景色も、この家に来てから初めて知りました。

コロナ発生から2年以上経って、全然終息しないし、今も正解は分からないけど
自分の身は自分で守って、どうするか自分で選択するしかないんだっていうのは感じています。

外に出ただけ気持ちが動くし、出会いもあるなとわたしは思います。

ゲーム素晴らしい

わたしには7つ上の兄がおりまして、小さい頃からよく隙を見計らって兄が買ってもらったテレビゲームをプレイしていました。
RPGだとファイナルファンタジーシリーズがほとんどでしたが、今でも特に印象に残っているのはクロノトリガー！

容量なくてアップデート出来てないけど、モバイル版しっかりダウンロードしてます。笑

世界崩壊の未来を知った主人公達が、世界を救う為に時をかけて冒険するってストーリー（超ざっくり説明）

このゲームはどこが良いのって聞かれると全部良いです。
RPG好きな方は「バトルシステムが〜」「このキャラは〜」「ストーリーが〜」とかゲームによって何かしら不満要素がある上で、でも好き！ってよくあると思うんですけど
クロノトリガーはわたしどこにも不満要素がないですね、、非の打ち所がない！

子供にも分かりやすくて、大人になっても感動するゲームって中々ないです。
幼い頃の思い出が詰まってるからというだけでは無いです！思い出だけでは説明しきれない良さがクロノトリガーにはあります！

そんなのうじょう的不動の一位クロノトリガーでしたが
最近それを脅かすゲームに出会いました。
UNDERTALEです！！

今まで名前も知らなかったのですが、YouTubeのゲーム実況や考察動画でたまたま見掛け気になってプレイしてみました。
キャッチコピーは「誰も死ななくていいやさしいRPG」

RPGって当たり前に敵を倒して経験値をもらってレベルを上げていくじゃないですか。
アンダーテイルも人間が主人公でやっぱりモンスターとのバトルにはなるんですけど、どうするかは自分で選択できます。
行動次第でエンディングがかなり変わって、リセットもできるんですけど、リセットしたはずなのに覚えているような事をたまにモンスターが言うんですよね。
なんて作り込まれているんだと。。
ゲームの枠を超えて直接プレイヤーに投げ掛けられているような気がします。
本当の正義と悪とはっていうのを考えさせられます。

現実でも同じような部分ってあって、自分が正しいと思ってとった行動は別の人からしたら悪になるかもしれないし
自分が嫌だって思った人の事を好いている人もいたりして、自分が知っている見えている事が全てじゃないんだとよく考えます。
全部は無理でも少しくらいは分かり合えたりするのかなあと。
そういうのを思い出しました。

わたしは動画を見ていたのでプレイ前からかなりネタバレしていたんですけど、それでも深く心を動かされたし出会えて良かったと思えたゲームです。
ゲームでぼろ泣きしたのは初めて、、！

ゲーム内で流れる音楽もめちゃくちゃに良いです！
音楽作っているのもゲーム開発者のトビーフォックス氏というんだから天才としてとち狂っている（褒め言葉）
最近ライブ前とかずっとサウンドトラック聞いていていよいよヤバイと感じています。

クロノトリガーもそうですけど、良いゲームってなんでこんなに音楽も良いんですかね。
聞いてるだけで鳥肌が立ちます←

心が荒んでるなと感じたときにはアンダーテイルのプレイを是非オススメします！

海に行って浮いた（周りから）

杉並コラムがテーマなのに今回関係ない事ばかり書いている。。シゲタさんに怒られるかな。笑
夏のせいにしよう←

とはいえ海に行ってみて、やはりわたしは高円寺の方が馴染んでいるなと感じたのは事実。
わたしがミュージシャンなのもあり、やはり周りは俗に言う「THEバンドマン」という雰囲気の人が多い。
通っていた高校も野球部の坊主の子がモテるような所だったので、
そういや人生でギャルやギャル男と触れ合う機会あまりなかったな、とふと思い出す。

でも海行って思ったんですけど、
ギャルってめっちゃ良いっすね。。

すごく可愛い子がいたら明らかに聞こえる声で
「あの子めっちゃかわいくない？！」ってもうそれ直で褒めてるだろって感じで、なんか気持ち良いなって。

友達の友達のギャルは
「鶴は千年、亀は万年、ギャルは億年」
って名言を放っていたそうです。
すげー良い言葉。笑

海は気持ちの良い人ばかりだったので、わたしの事は気にも止めてないはずだけど
自分的には場違い感がすごくて、海の家でご飯食べたり飲んだりしているとき初っ端からそわそわしてしまいました。
もちろん泳ぐ気満々ですっぴんで行った為、由比ヶ浜で1番顔が薄かったと思う。

海入っちまえばこっちのもんだ！と言わんばかりに泳ぎまくりました。
泳ぐ、といっても台風が近付いてきていたので波も風も凄くて、半ば流されて飛ばされって感じでしたけどね。

海に行くことは結構急に決まったので、前日慌ててドンキに水着買いに行って
中学生ぶりの水着、プール、海。
不相応感なんて全く気にならなくなるくらい、一言で表すと最高でした！！
細かいことは広い海の前では関係ない、小さな事ですね。