編集長のシゲタです。
カメラマンである「YOUNG HAMA」と「向井聡」による連載『連写真』。
2人で写真を交互に数枚出して、対話する企画。
会話の様なカードゲームの様なラップバトルの様な物語の様な、不思議な掛け合い。
先日、YOUNG HAMA、向井聡と夜の高円寺北口ロータリーでばったり会った。
挨拶を交わすと直ぐに連写真の流れになり、更に良いものにできないかという内容で、長時間立ち話をした。
今の時代に求められるのは、わかりやすさ。
では次回から新たな試みで「写真一枚一枚に題入れをしよう」というところで話がまとまった。
写真家にとって、撮影した写真に言葉を添えることは、本来野暮なのかもしれない。
それでも彼らの写真をより多くの人に理解してもらう為に、実験的にタイトルを入れてみようということになった。
彼らと会話をしていると、写真同様に、使う言葉も大事にしていることがわかるので、今回は相当苦労したのではないかと思う。
連写真は、硬い殻をひとつ破る。
「YOUNG HAMA」と「向井聡」の写真で伝えて、写真で返す掛け合いを、じっくり見てみてほしい。
写真を対比し、二人の個性を探す楽しさもある。
「会話って、手に取るようにわかることがあれば、成り立たないことだってある。」
だからこそ自由に。
連写真 : 向井聡 ⇄ YOUNG HAMA
「写真を出し合い
紡がれる連続性。
行間を補完し
写真で自由に
旅してもらえたら。」
⇒次回は、10月下旬更新予定です。
プロフィール:
向井聡
1985年生まれ。怒りにまかせ壁を殴り
拳が粉砕骨折したのをきっかけに写真を始める。たかが写真、されど写真。愚直で安直なストレイトフォトグラフ。高円寺北口広場の一夏の人間模様を収めた写真集「目やにおんなとかぜひきおとこ」発売中。
YOUNG HAMA
1992年生まれ。長崎県出身。
人の「生き様」をテーマに写真活動を行う。
様々な人が交わる街、主に渋谷、高円寺を舞台としたILLなアンダーグラウンドを写し出す。