【移転】高円寺喫茶店「サルトリイバラ喫茶室」じんわり滋味が伝わる国産紅茶とおこわ

サルトリイバラ喫茶室 高円寺

高円寺紅茶「サルトリイバラ喫茶室」は、国産紅茶やおこわなどが頂ける喫茶室。

メニューは国産紅茶の種類がとても多く、農薬などは一切使用していない。
こだわりの作り手たちが生み出す日本の香や味わい、風土を感じられるものだ。

紅茶のマリアージュとして食べるおこわ料理も、ふっくらもちもちで水水しく、とても美味しい。

元々は住居だったという店内は、雰囲気のある素敵な内装に変更されていて、
ブリティッシュグリーンの壁紙、ブラウンのテーブル、白いアンティーク食器や、コチコチ鳴る壁掛け時計は、日ごろの喧騒を忘れさせてくれる。

お店は少々決まり事が多いが、それさえ守ればゆったりと店内を満喫できる。

男性一人でも気軽に入られる店内はとても心地良い。

今回はそんなお店で、紅茶とおこわのセットを頂いてきた。

高円寺紅茶「サルトリイバラ喫茶室」周辺・外観

高円寺紅茶「サルトリイバラ喫茶室」看板

高円寺南のパル商店街からエトアール通り商店街に入って、30秒ほど歩いた所に、雰囲気のある白いお店の看板がある。

高円寺紅茶「サルトリイバラ喫茶室」お店への通路

お店に向かうには少しだけ勇気が必要な通路口。

高円寺紅茶「サルトリイバラ喫茶室」二階はこちら

お店は二階にある。

高円寺紅茶「サルトリイバラ喫茶室」薬膳プレートセット

お昼時は、おこわプレートか薬膳マフィンプレートが頂ける。
おこわは、鶏か豆か選ぶことができる。

高円寺紅茶「サルトリイバラ喫茶室」紅茶の説明

お店は、国産の紅茶・ハーブ茶と、おやつや食事を楽しむ喫茶店。

飲み物には全て農薬を使用しておらず、作り手のこだわりが伺えるものだ。

食べ物に関しても、できるだけ農薬を使わない国産食材を使用している。

高円寺紅茶「サルトリイバラ喫茶室」お食事やおやつなど

こだわりのケーキやアイスなどのおやつも揃える。

高円寺紅茶「サルトリイバラ喫茶室」お入りになる前のお願い

入店までに、至る所に注意書きが貼られているので、一通り目を通す。

店主が一人で営業されていて、丁寧にお茶を淹れられ食事を作られる為に、守る必要がある内容。

高円寺紅茶「サルトリイバラ喫茶室」お客様へ

こちらにもお願いごと。
ワンドリンクオーダー必須。
店内の撮影は手元のみ、など。

高円寺紅茶「サルトリイバラ喫茶室」ご利用について

店内でゆったりと快適に過ごすためには必要なことが書かれている。

高円寺紅茶「サルトリイバラ喫茶室」お待たせを、いたします。

時間に余裕をもっての訪問を促す内容などが書かれている。

高円寺紅茶「サルトリイバラ喫茶室」サルトリイバラの植物

これが店名にもなっている「サルトリイバラ」の植物。
サルトリイバラとは、猿さえも棘に引っ掛かって捕らえられてしまうという植物のこと。

高円寺紅茶「サルトリイバラ喫茶室」扉

「扉を引いてお入りください 合言葉は御座いません」
独特の世界観。

高円寺紅茶「サルトリイバラ喫茶室」

店内は手元のみ撮影がOKで、他の撮影はNG。

扉を開けると、グリーンの壁と天井が目に入る。
紅茶の国イギリスの伝統的ブリティッシュグリーンに通じるカラーだ。

ブラウン木の床とテーブル。
黒い一人掛けのソファチェアー。
白の食器。

カラーリングの対比がよく利いている。

店内はオリエンタルで心を落ち着かせるインストミュージックが流れる。
そしてコチコチ時間を刻む、壁掛け時計の音。

中央に大きな6人掛けのテーブル席。
外向きにカウンターが6席。
2名掛けのテーブル席が一つ。

今回は2名掛けテーブルに腰掛ける。

すると店主が「お水がよいですか、白湯がよいですか」と聞いて頂けるので、お水をオーダー。

メニューは、国産紅茶の種類がとても沢山。
一見とても迷ってしまうが、それぞれ一つ一つに解説が書かれていて、読み物としても大変楽しめる。
迷う人用には、メニューの短縮版まで用意されているので、そこから選べば良い。

今回はランチでの訪問だったので、ランチメニューの「鶏おこわと一杯の紅茶」を注文。
「15分ほどお時間を頂きます。」と言葉を残して厨房に戻られる。

注文を待ってる間も、読み物のようなメニューを読んでいると、間もなく食前スープが運ばれてきた。

薬膳スープ+鶏おこわプレートの実食+一杯の紅茶 の実食

高円寺紅茶「サルトリイバラ喫茶室」食前スープ

まずは暖かい食前スープが運ばれてくる。

千葉県産赤かぶのスープ。
うーん、優しい。
じんわりとほんのり甘い。
少しだけ赤かぶの果肉があってシャリシャリと良い歯ごたえがある。
上にはスパイスがかかっていて、良いピリッとした感覚がある。

じんわり。美味しいなぁ。

店内は本当にゆったりとした時間が流れている。
いかに普段、早食いしてしまっているのか気づく。
体内を色んな面からリセットできるような感覚だ。

高円寺紅茶「サルトリイバラ喫茶室」鶏おこわプレート

続いて、鶏おこわプレートが運ばれてくる。
うーん山椒の良い香り!

高円寺紅茶「サルトリイバラ喫茶室」鶏おこわ

おこわは、ふっくらもちもちで、みずみずしい!
自然栽培で天日干しの餅米を使用されているそう。

上に乗った鶏は、ほろほろに柔らかく煮込まれて、醤油のかおりがたまらない。
ごぼうも味が良く染みている。

副菜は、どれも野菜の旨味が存分に引き出されている。

カレー風味のきんぴらや、温野菜の味噌田楽、酢のレンコンなど、じんわりと滋味が伝わってくる。


以前は、豆おこわを食べたけど、鶏おこわも最高だなぁ。。

鶏おこわの生地↓

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高円寺駅南のエトアール通りにあるサルトリイバラ喫茶室でランチ。 ここは無農薬の国産紅茶専門店で、お茶、食事、おやつをゆったりのんびり楽しむお店。 店内で談笑などはあまり好まれず、話すときはトーン低め、4名以上や小さなお子さんは入ることを遠慮される。 撮影は手元と外観のみ。 お店のルールは幾つかあるけど、あくまで快適に過ごすためのものなので、一度入ってしまえば何も気にならなく、すごく居心地がいい。 内装は壁一面が緑色で、家具はシックなブラウンを基調としていて格好よく、落ち着ける感じ。 BGMはストリングスのリラックスミュージックと、振り子時計の音が心地良い。 今回は、薬膳仕立てのおこわと一杯茶のセットを注文。1180円。 内容は、おこわと薬膳スープと本日の紅茶をカップ一杯。 おこわは、鶏と豆から選べて今回は豆をオーダー。 店員さんは、毎回配膳する際に料理について細かく解説して下さるので大変ありがたい。 まず出てきたのは、オーガニックの沖縄県産白いカボチャのスープ。 わざと温度がぬるめに出されるスープは、ほんのりと甘味があって野菜本来の味をそのまま伝えるような優しい味。 上にはハーブが添えられていて、舌先がピリっとするスパイシーさがある。 おこわは無農薬の豆(さといらず)を使用したあっさりとした塩風味の混ぜ込みご飯。 ゆっくりゆっくり噛み締めて食べると素材の色んな旨みが際立ってわかる。 特にさといらずが凄く美味しくて、豆が心の底から美味しいと思ったのは人生初かもしれない。 甘さや香ばしさや旨みをしっかり感じる。 餅米ももっちりしていて噛めば噛むほど甘味、旨みがでてくる。 隠し味に紫蘇が少し入っていて、香りも良い。 ちなみに「さといらず」という豆は、砂糖がいらないくらい甘味と旨みが強い「砂糖いらず」からきているらしい。 付け合わせの、サツマイモやニンジン、レンコン、インゲンも全て優しい味つけでジワっと美味しい。 今日の紅茶は、沖縄の比嘉さんが育てた羽地紅茶べにふうき2nd。 心地よいコクに熟れた果実の甘香が特徴で、フワッと広がるお花の様な華やかさを感じ、コクがある味わい。 ちなみに1stは俗に言う新茶のことで、フレッシュさが強いものをいう。 2ndはその後の時期に収穫されたもの。 日本人は1stの新茶ばかり良いとするが、2ndの方がコクがあったりお茶の個性を感じやすかったりもするらしい。 いやー、全てすごく美味しかった。 いかに毎日、食べ物を早食いしているかがよくわかった。 今回みたいに丁寧にゆっくり噛み締めて食べたら、素材の旨みをしっかり感じとることができるんだなぁと、しみじみ。 最後に「サルトリイバラ」の店名について店員さんに聞いたら、 サルトリイバラとは、店内にも飾られている、つる状の低木のことらしい。 猿でさえうまくその上を歩くことができないことから、「猿捕り棘」が語源とのこと。 ネーミングも素敵だなぁ。 紅茶だけでも凄い種類取り扱いしてるので、店員さんに聞きながらまた美味しいものを飲みに来たい。 #シゲ高円寺グルメ ←まとめてます #高円寺 #サルトリイバラ喫茶室 #サルトリイバラ #豆おこわ #紅茶 #カボチャのスープ #高円寺グルメ #高円寺ランチ #中央線グルメ #中央線ランチ #高円寺カフェ #東京グルメ #東京カフェ #koenji #おこわ #スープ #べにふうき #さといらず

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高円寺紅茶「サルトリイバラ喫茶室」国産紅茶

本日の国産紅茶は、宮崎産の五ヶ瀬紅茶 みなみさやか1st。

食器は、戦前~昭和70年代のアンティークカップらしい。

一口頂くと、おー華やかな香り!
ゆずの様な柑橘系の爽やかさと、ジャスミンやローズのような艶やかさがある。
おこわにもとても合う。
紅茶でもこんなに華やかに香るものがあるんだなぁ。。
はじめて受けるインパクトだ。
カップ一杯を飲み終わる頃には、体がぽっぽっと暖かくなってくる。
体が喜んでいる証拠。


いやー、最高だった。

おこわと紅茶のマリアージュには、改めて驚かされた。
色んな紅茶を飲んでみて、自分好みの一品を見つけてみたいものだなぁ。


ではまた明日。

お店詳細