岐阜「待夢珈琲」は、自家焙煎、ネルドリップのコーヒーが頂けるお店。
1977年に開業。
店主の今井利夫氏は、日本コーヒー文化学会の常任理事でもある。
今井氏のコーヒー遍歴は、若い頃にコーヒー専門書を読み漁り、全国の有名店を行脚し、独学でコーヒー焙煎をはじめられた。
その後、心の師となる福岡・珈琲美美の店主・森光宗男氏と出会い、自らが納得するコーヒー豆を購入する為に、海外へと足を運ばれる。
訪問した国は、イエメン4回、エチオピア3回、ブラジル、インドネシア、ケニア、タンザニア、ペルーなど。
今回、5月末までコーヒー豆発送無料キャンペーンを行われていたので、通販で豆を購入した。
目次
岐阜コーヒー豆「待夢珈琲」梱包状態・購入品など
今回は、コーヒー豆を合計400g購入。
ネコポスにて、綺麗な梱包で届いた。
開梱。
コーヒー豆と、分厚い封筒が封入されている。
今回、豆(100g)は4種類購入。
イブラヒムモカ、ムニールモカ、イリガチェフェモカ、待夢ブレンド。
待夢珈琲店は「イブラヒムモカの会」の事務局でもあるので、やはりここはモカ中心のセレクトで。
封筒には、読み物冊子が3部、発送無料キャンペーンの案内が2部、請求書、郵便局の払込用紙が同封されていた。
5月末まで、送料と払い込み手数料が無料キャンペーン実施中。
これはとてもお得!
岐阜コーヒー豆「待夢珈琲」コーヒー豆
こちらイブラヒムモカ(中煎り)700円。
豆の大きさは、イブラヒムらしく不揃いで、小さいもののから中くらいのものまである。
今回購入した豆の中だと、一番浅い色。
イブラヒムモカが700円で買えるのはとても嬉しい!
ムニールモカ(やや深煎り)700円。
豆は中くらいの大きさ。
焙煎は少し深めで、油がすこし滲み出ている。
ちなみにこの豆をイエメンから見つけたのは、福岡・珈琲美美の森光氏。
氏の「アラビアンネーム」「ムニール=光」がついた名になっている。
イリガチェフェモカ(中煎り)600円。
豆は中くらいの大きさ。
封を開けた瞬間から、フローラルな香りが凄く香る。
イブラヒムより深煎りめ。
待夢ブレンド(やや深煎り)500円。
この中だと、一番深煎り。
油がツヤっと染み出てて美味しそう。
しかし、豆の価格がどれもほんと安い!
これで送料無料となると、何だか申し訳なくなる。。
岐阜コーヒー豆「待夢珈琲」ネルドリップ抽出
さっそくコーヒーを抽出してゆく。
温度はだいたい83℃くらいで。
ネルドリップ抽出。
グラインドは、手挽きミルで粗挽き。
豆はすべて深煎りすぎないので、20g100ccでゆっくり淹れて問題なさそうかな。
4分半ほどかけて点滴抽出。
コーヒーの実飲
まずはイブラヒムモカを頂く。
おわー、じんわり旨甘い!
グッとした旨味が口いっぱいにひろがっていき、チロチロした酸味が甘味を引き出してる感じ。
風味に気品があるなぁ。
少し香ばしさもある。
薬草やどくだみ茶の様な、草感の芳香を感じる。
こちらはムニールモカ。
おー、ふくよか!
旨味がグッとあって、少し香りがほろ苦い。
香りがふんわーり上がりながらも、少しのチラリとした酸味がズシッと下に落とすビターさ。
旨みは鰹節系、香りは少しハーブの感じ。
イルガチェフモカ。
おー、中煎りの良い酸味!
綺麗な花がぱぁーっと咲いて広がる心地よい華やかさ!
ジャスミンより、比較的ローズの香りに近いかなぁ。
えぐくない、品のある酸味。
こちらは待夢ブレンド。
おー、ずっしり!
この中では一番深煎りで重みのある味。
コクがあって旨味と甘味もあり、飲みごたえがある。
苦味は他より強い。
角には丸みがあって、広がりもある。
香りはチョコ系かな。
バランス感がありながらも、個性的だなぁ。
いやー、全部最高!
漏れなく美味しかったなぁ。
ここまでモカを飲み比べることはあまりしないので、とても新鮮だった。
全体的に共通しているのは、旨味と気品。
今井さんのお人柄が、コーヒーを通して知ることができた様に思う。
岐阜はなかなか訪れられないけど、是非お店で飲ませて頂きたいなぁ。
ではまた明日。
お店詳細
お店の公式HP