江古田コーヒー「ぐすたふ珈琲」は、自家焙煎(手回しロースター)、ネルドリップ・点滴ドリップ、深煎りのコーヒーが頂けるお店。
店内は元々スナックだったお店を、雰囲気そのままに活かした空間作りになっている。
長いカウンター、ベルベットの深紅チェア、天井まで覆われたファーの壁材が特徴だ。
そんなお洒落な雰囲気で味わう、ブレンドコーヒーのデミタスが何とも至福だ。
手回し焙煎機は、大坊珈琲店モデルの1kg窯を使用されている。
今回はそんなこだわりのコーヒーを2杯頂いてきたので、レビューする。
目次
江古田コーヒー「ぐすたふ珈琲」周辺・外観
お店は江古田駅から歩いて5分ほどの所にある。
江古田駅の近くには日大や武蔵大学があって、若者の活気で満ちている。
一方、良い感じの下町感もあって、独特な雰囲気がある街だ。
お店近くまでくると、表の通りにわかりやすく、ベルベットの深紅のチェアがポツンと置いてある。
ぐすたふさんと言えばこの椅子だ。
お店はこの先。
お店外観。
ここでも深紅のチェアが目印。
江古田コーヒー「ぐすたふ珈琲」店内
店内は、昭和のスナックの様な雰囲気をわざと残してあり、味があってお洒落だ。
何より、外の案内板にもなっていた背もたれ付きの深紅チェアが凄く良い。
このお店をよく表現してる。
壁材のファーは、天井まで覆っている、凄いな。
店主に聞くと、やはり物件は居抜きで、元々スナックだったお店とのこと。
店内は長いカウンターと奥にはテーブル席もある。
江古田コーヒー「ぐすたふ珈琲」メニュー
コーヒーは、自家焙煎とそうでないものに分かれている。
そうか、もともとぐすたふさんは国立の「カイルアコーヒー」さんに豆の焙煎をお願いしていたんだったなぁ。
その後、自家焙煎にうつられたんだ。
自家焙煎のコーヒー豆はカウンターに瓶が置かれてて沢山種類がある。
その横には手回し焙煎機、大坊モデル1kg。
コーヒー豆は、エチオピアナチュラルとウォッシュド、ブラジル、コロンビア、イエメン、デカフェや浅煎りのハイチもある。
え、ハイチ?珍しい。。
お客さんでコアなコーヒーファンがいらっしゃるらしく、主にその方向けに焼かれているらしい。
ほー。
標準の自家焙煎コーヒーは20gで100ccの抽出。
デミタスは30gで60ccとのこと。
コーヒー実飲・レビュー
甘味のあるコーヒーでお勧め頂いたのは、エチオピア・ナチュラルとブラジルだったので、今回はエチオピアのナチュラルを標準抽出で注文。700円。
店主の茅根さんは、ホテルニューオータニ東京の「かふぇ ぺしゃわーる」でネルドリップを淹れられていた経験をお持ちだ。
ネルドリッパーに関してお伺いすると、自作の3枚はぎのものを使われている。
抽出方法は、ほー、左手ネルを上下に動かす感じだ。
なるほど、なるほど。
コーヒーをさっそく一口。
おー、ズシンと重心重めだけど、後味クリアで旨いなぁ!
味わいは、少し麦芽の様な香りがある。
味の移ろいは上へではなく下に落ちて消える、枝垂れの様なイメージ。
花火が上がったあと、きれいに枝垂れてしゅっと消える感じだ。
旨いなぁ!
もう一杯頂こう。
次は、ブレンドのデミタス。850円。
丁寧にネル抽出頂く。
一口頂くと、どひゃー、うまい!!
今度はさっきのエチオピアとは逆で、上に広がる感じだ。
華やかな香りが存分だなぁ。
強靭なボディだけど、抜け感と柔らかさがあるから飲みやすい。
焙煎も深すぎず、丁度良いなぁ。
いやー、美味しかった。
店主はとても気さくで優しく話しやすい方なので、コーヒーや高円寺、江古田の話などを沢山して盛り上がった。
いやー、良いお店だった。
また絶対来よう。