阿佐ヶ谷コーヒー「Bnei Coffee」は、自家焙煎、ネルドリップのコーヒーが頂けるお店。
場所は阿佐ヶ谷駅の北西、スターロード商店街の端っこにある。
6坪ほどの小さなお店だ。
ここで頂く、中深煎りのデミタスと焼き菓子のペアリングは何とも最高だ。
店主の渡邊さんは、田町のダフニ桜井さんのコーヒーを飲まれた際に感銘を受け、お店をはじめようと思われたそう。
コーヒー豆の焙煎は、同じ阿佐ヶ谷の自家焙煎コーヒー豆ショップ「ブラウンチップ」で学ばれた経験をお持ちだ。
今回は私の大好きなコーヒーとペアリングをご紹介する。
目次
阿佐ヶ谷コーヒー「Bnei Coffee」外観
お店は阿佐ヶ谷駅から歩いて3分ほどのところにある。
外観はガラス貼りになっていて外から中が伺えて、中は外光が入ってきて明るい。
木看板。
Bneiさんはよくイベントや出張カフェをされることが多いので、この看板は頻繁に持ち出されて大忙し。
ちなみに「Bnei Coffe」とはヘブライ語で「珈琲の末裔」という意味。
阿佐ヶ谷コーヒー「Bnei Coffee」店内
店内は6坪ほどの小さなお店。
5席の無垢材テーブルと、それぞれ形が違うスツールが何ともお洒落。
ちなみにお店は、2016年の4月にオープン。
当時は壁色が真っ白だったそうだけど、店内でコーヒー豆を焙煎してきた影響で、今では全体的に少し茶がかった色合いになっている。
味があるなぁ。
店内入ると真ん中にコーヒー焙煎機(富士珈機のディスカバリー)が。
焙煎量は一度に200gしかできないので、一日で何回もバッチを回されるそう。
阿佐ヶ谷コーヒー「Bnei Coffee」メニューとお水
メニューはすべて、味のある手書き。
コーヒーは深煎りから浅煎りまで幅広く取り揃える。
私は特に中深煎りがおすすめ。
アレンジコーヒーも種類がたくさん。
コーヒー以外の飲み物もたくさん。
ドリンクの種類がめちゃくちゃ豊富だ。
こちらはペアリングのお菓子。
高円寺の焼き菓子店「CAFE & BAKE momomo」さんのお菓子が食べられる。
momomoさんのお店でもBneiさんのコーヒー豆を採用されているので、お互い凄く良いパートナーだ。
momomoさんの記事↓
外の気温によって、人によって、温度調整されたお水。
寒い日には、暖かい白湯が出てくる。
私は店主のこの心遣いが大好きで、Bneiさんで飲むお水が世界で一番好きだ。
阿佐ヶ谷コーヒー「Bnei Coffee」コーヒー抽出
店内にはBGMがない。
それは静けさを楽しんでもらいたいという意向があるが、コーヒーの抽出音を楽しんでもらいたいからだそう。
「ポタッ、ポタッ、ポタッ」
「自分のためにコーヒーを淹れてもらっている音」は、何とも心温まる音色だ。
ちなみに抽出に使用されるネルドリッパーは「木の下珈琲」製作のもの。
ケトルやコーヒーサーバーは銅製で、新潟の「 富貴堂 」さんとのコラボによるオリジナル品。
Bneiさんの通販で購入も可能。
デミタス珈琲とスコーンの実食・レビュー
今回はデミタス珈琲とmomomoさんの夕焼けスコーン(アイス添え)を実食。
620円+350円。
デミタスカップは大倉陶園だ。
デミタスの銘柄は、私が大好きなブラジルのトミオ・フクダ。
デミタスを一口頂くと、おー、香ばしさ!
Bneiさんらしいドシッとしたボディ感。
角を丁寧に落とされた、黒くて丸い球体。いつもこのイメージが頭に浮かぶ。
風味だと木の葉の様な感じがするなぁ。
時間をかけて冷まして飲んでいくと、酸味がチラッとでてくる。
するとローズの様な華やかさフワーとが浮かび上がってくる。
味の経過がわかりやすいコーヒーは、とても良いコーヒーの証拠だ。
しかし、、トミオフクダって大好きな豆なんだけど、つくづく不思議な味だなぁと思う。
言語化するのがめちゃ難しいんだよなぁ。。
それくらい複雑な味だ。
いやー、最高に美味しい!
私が好きなmomomoさんの夕焼けスコーン。しかもアイス添え。
カリッとサクッとモッチリと。
いつ食べても不思議な食感。
バターの香りがフワーンと豊潤。
私は層をペリペリと手で剥がして食べていくのが大好きだ。
バニラアイスクリームとの相性もバッチリ。
アイスクリームつけて30円増しとか最高かよ。
デミタスとスコーンとアイスとお水を、回して口に運んでいく幸福感。
堪らないなぁ。
いやー、今日も最高だった!
渡邊さんとも少しお話できたし、良い時間を過ごせたなぁ。
ほんと良い方だ。
ブネイさん自体は6坪ほどの小さな店内だけど、沢山の人が関わって(ペアリングして)このお店が大きく成り立っている。
momomoさんをはじめグッズ製作に携わる方々、お客さん。
ブネイさんをイメージすると、色んな人の顔や名前が浮かんでくる。
人との関わりが多く、しかも強固。
たくさんの人から愛される、大きなお店だ。
ほんと日々、目が離せないコーヒー店だ。