高円寺ランチで食べる喜久寿しの圧倒的コスパには驚かされてしまう。
写真のランチ刺身定食が税込み1,000円だ。
驚くほど鮮度が良いし、ネタの種類も多い。接客も暖かく丁寧だ。
喜久寿しは新高円寺のルック商店街にある。
お店は創業50年以上で、外観からも老舗感が漂っている。
店内が見えないので、一見さんが入店するのになかなか勇気がいるかと思うが、
入ってしまえば実家に帰ってきたようなアットホーム感があって、
大将と女将さんが笑顔で暖かく迎え入れてくれる。
店内は小さなカウンターと小さな小上がりが一席で、こぢんまりとした街寿司屋だ。
しかし海外のガイドブックに「高円寺一の寿司屋さん」として掲載されているらしく、海外のお客さんはなかなか多い。
お店では築地魚河岸より仕入れた、新鮮な魚介類をつかった江戸前寿司を食べさせてくれる。
ランチで850円のチラシ寿司や握り寿司も凄く美味しいのだが、私は1,000円の刺身定食をとてもおススメする。
1,000円とは全く思えない質と種類の多さなのだ。
今回はそちらの刺身定食を実食・レビューする。
目次
高円寺ランチ「喜久寿し」外観
お店は新高円寺と高円寺駅の丁度間くらいのルック商店街内にある。
新高円寺駅からは歩いて5分くらいだ。
お店の看板の「寿」の文字が取れてしまっている。
外観からいかにも老舗な感じが伝わってくる。
店前縦看板。850円の特製ばらちらしやにぎり寿司もとても美味しいのだが、圧倒的コスパの刺身定食がダントツにおススメだ。
高円寺ランチ「喜久寿し」店内
店内は小ぶりのL字カウンター。大将が目の前で魚を捌いてくれる。
2名掛けの小上がりが1席あるこぢんまりとしたお店だ。
刺身定食 実食・レビュー
刺身定食1,000円でこのボリューム！
刺身盛りとお味噌汁、おぼろ豆腐、ご飯の定食。
魚は8種類。
アジ、まぐろ、たこ、わらさ、赤貝のひも、〆鯖、赤鯛、きびなごが乗る。
その日によって季節の新鮮な魚を選んで出されるので、魚はほぼ毎日違うそう。
大将にこの魚はなんですか？と聞くと「ちょっと待ってよ。」と言って、捌く前の魚を持ってきてくれて解説をしてくれる。とても親切で心遣いがとても嬉しい。
魚はどれも新鮮で最高！
特にアジはぷりっぷりで生姜醤油で食べると至福。〆鯖はほどよい酢〆で脂のりがとても良い。真鯛は肉厚でぶりっぶり、マグロはネットリ下に絡みついてくる。赤貝のヒモはこりこりした食感。
横に添えられた卵焼きは堅焼きで、出汁と甘味と醤油がきいて噛み締めるとふんわり。
お味噌汁は大根と油揚げとネギ入り。大根の触感が柔らかくてネギの香りがあってとても温まる。
豆腐はおぼろ豆腐。ネットリしっとりした舌ざわり。滑らかでまろやかで甘みがあって旨い。
あー、最高に美味しかった。
若い大将も女将さんも暖かい方で、気さくに話しかけてくれて談笑したり、魚について教えてくれたりと、心遣いがとても嬉しかった。
人情味溢れて気取らない美味しいお寿司屋さんだ。
高円寺には色んなタイプのお寿司屋さんがあって、とても良いなぁ。
