高円寺洋食「グルメハウス薔薇亭(ローズ亭)」は、長年続く街の定食屋さん。
ド派手な内装と女将さんは、たびたびテレビで取り上げられるほど人気。
お店はご夫婦で営業されていて、創業は今年で39年になるのだそう。
壁一面に書かれた100種類以上の豊富なメニューから1品選ぶ抜くのは、それだけでエンターテイメント。
大将も女将さんも凄く愛想の良い方で、終始にこやかに話しかけてくれて、サービスも沢山してくれる。
そんな大将と女将さんを、お父さんお母さんの様に慕う高円寺民は多い。
お店にはいくつか決まり事があるが(荷物を座席に置かない、ティッシュをお皿に入れない)それも女将さんがやんわりと教えてくれる。
今回は店内で、定食を頂いてきた。
目次
高円寺洋食「グルメハウス薔薇亭」外観
お店は高円寺駅北口から歩いて3分ほどの、中通り商店街にある。
レンガの外観でレトロな雰囲気は、いかにも良い感じの洋食屋さん。
こちら外看板のメニュー。
どちらかというとフライものがメインのお店。
高円寺洋食「グルメハウス薔薇亭」店内
店内はこの通り、一見さんだとかなり面食らう内装になっている。
壁を覆い隠し、天井からも数々の装飾がぶら下がる。
10月なのでハロウィン仕様になっていた。
L字のカウンターは10席弱と、4人掛けのテーブルが1席。
ちなみに店内の撮影は良いが、店内メニューの撮影はNG。
カウンター後ろには壁一面にメニューがずらっと手書きで書かれている。
その数は凄いもので、定食だけで100品は超えるんじゃないかという量。
なので皆、メニューを決めるのに、たいてい時間がかかる。
カウンター前にも装飾がたくさん。
お客さんから貰ったお土産なども多いのだとか。
料理を待っている間、眺めているだけでも飽きない。
「椅子の上にお荷物を置かない様にお願いいたします。」
この注意書きだけでも、カウンターに10か所ほど記載されている。
荷物はカウンター後ろのフックに掛けられるので、そちらを利用する。
ばらセット定食を実食
今回は、ばらセット(海老1本、ミンチカツ、カニコロッケ)定食を注文。1,050円。
キャベツ、ご飯が凄い量なので、男性は特に嬉しいボリューム感。
横には秋の紅葉の飾りが飾ってある。
お米は、大将こだわりのコシヒカリ。
その上にゴマと昆布を山盛り乗せてくれる。
お味噌汁は、いりことかつおから取った出汁を使われている。
具材には三つ葉と豆腐、油揚げ。
出汁がしっかり効いて、優しくて旨みがじんわり。
すごくホッとする味わい。
キャベツはこれでもか、というくらい山盛りに盛り付けられている。
キャベツは血液をサラサラにする効果があるから、沢山食べてもらいたいという優しさ。
レタスやきゅうり、ナスだと体温を冷やしてしまうので、キャベツを選ばれているそう。
「一見多いと思うかもしれないけど、ペロリと食べられるよ。そしてキャベツは消化が良いからまた直ぐにお腹が減るよ。」とのこと。
大将が仰る通りで、大量のキャベツは卓上のソースをかけて、ペロリと平らげた。
海老フライ。
フライは全て、ソースをかけて頂く。
外側の衣はサクサク。
中は意外と大ぶりのエビ、柔らかくてぷりぷりでとっても美味しい。
こちらはメンチカツ。
衣はカリカリサクサク。
「お肉は赤いけど、これは牛だから大丈夫だよ」と大将。
うん、ジューシーで美味しい!
カニクリームコロッケ。
衣は相変わらずサクサク。
中はクリーミーでトロトロ。
食感ふわふわで、美味しいなぁ。
それぞれのフライは、食感が違って飽きない美味しさがある。
白ご飯を食べ進めていると女将さんが「キムチも美味しいから食べてね」と言って、ご飯の上に追いキムチをたっぷりしてくれた。
辛くない、甘めの美味しいキムチ。
嬉しいサービスだなぁ。
定食を全て平らげると、女将さんが「飴ひとつどうぞ」と言って、一つ選ばせてくれた。
グレープ味の飴を舐めながら帰路につく。
大将も女将さんも、いつもめちゃくちゃ優しくしてくれる。
価格以上に心にジンワリと優しさが伝わってくる。
高円寺皆のお父さんとお母さん。
この先もずっと皆を優しく受け入れ続けてほしいなぁ。
それではまた明日。