高円寺の “ 庶民派 ” 女王・のうじょうコラム vol.22 ~ 街中華・味楽の営業再開 & 落とし物のドラマ ~

高円寺の “ 庶民派 ” 女王・のうじょうコラム vol.22 ~ 味楽の営業再開、落とし物のドラマ ~
文章:のうじょうりえ
高円寺

あなたにとって「良い暮らし」とはどのようなものですか?

”高円寺の女王”と物騒なキャッチコピーで呼ばれつつも、
超庶民派ミュージシャンのうじょうりえが
高円寺目線での「良い暮らし」を伝えていく

高円寺の”庶民派”女王・のうじょうコラム

12月もお送りします!

高円寺の街中華・味楽営業再開!

高円寺に住む人ならおそらく誰しもが知る激安どか盛り街中華、味楽が営業再開しました!
わたしにとってもう実家のようなお店になっているんじゃないかなこの張り紙を見たときどれだけ心が湧いたか

味楽はおじいさまとおばあさまご夫婦ふたりで経営されている中華料理屋さん。
お父さんが厨房で料理を作り、お母さんが注文を取ったり片付けや洗い物をしています。
お母さんは足の調子があまり良くないようで、足を引きずりながら仕事をしている様子は前から窺っていました。

今年の頭頃「足の治療の為しばらくお休みします」と張り紙がされて2、3ヶ月ほど休業しており、
1度はお休みが明けしばらく営業していたのですが、再度足の治療で休業に。
そこからまた数ヶ月経ち、今に至ります。
休業中味楽ファンは悲しみに暮れながら、無理せず休んで欲しいという気持ちも混在し悶々としていたことでしょう。
張り紙にはお客さんの寄せ書きが沢山してありました。

できるだけこの先も長く味楽のご飯が食べたいんですよね、みんな。
無理をしてお店を続けていけなくなるくらいなら、休みながら営業してくれていいんです。

よくこのお店に来る人はお母さんの負担を減らそうと、本来は片さず置いたままにしておいて良い食器を洗い場辺りまで持っていく人もいます。
わたしもお母さんがこっちに来る用事がなさそうなときはたまにやります。
そういう気持ちにさせられるほど、値段が安すぎるんです。令和の時代とは思えないほど。
自分で家で作った方が高くつくんじゃ、、?ってレベル。

飲食店の値段が安いということは、中の人の努力が絶対にある訳で
この値段でこんなにお腹いっぱい食わせてもらってるなら何かしなきゃ!って思うんですよね。

もちろんお店の人は全くそんな気配出していなくて、客側の自主的な行動です。
何の料理か分からないぐらい色んなものが乗っているのに、お父さんたまにサービスで食べ物追加して出してくれたりもする。
こちらはわたしの大好きなメニュー「砂肝炒めライス」です。
分からないでしょ。

味楽のことをミラクと言っているけど、実際アジラクなのかミラクなのか未だに分かっていない。
ネットで調べるとアジラク表記なのも見掛けたけど、誰に聞いても「ミラクじゃないの?」と言われるので多数決でそういうことにしている。
いつか聞いてみます。

そして味楽で気を付けて欲しいことが何点かあります。

  • お父さんに注文する場合は大きな声で!
    1回目は大体聞き取ってもらえないので最低2回は伝えるつもりで、はっきりと分かりやすく。
  • 量がまじ多い!
    油断していると少食の方は食べきれないと思う。
    わたしはまあまあ食べる方だけど(高円寺のラーメン大マシまでは余裕で食べられる)
    それでもたまにきつい場合があります。
    気合い入れて来て下さい。
  • テーブル相席の可能性がある!
    テーブルは2席しかなく4人まで座れるんだけど、混んでいたら相席も全然あります。
    高円寺来てから当たり前のように相席になる機会あって慣れたけど、なかなか良いもんですよ。
    知らない人でも同じテーブルでご飯食べたら身内になったような気がします。
  • タバコが吸える!
    喫煙者にとっては万歳ですね。
    町中華でタバコ吸えるの風情がありますね〜
    調味料と灰皿の寄せ集めでカウンターぎゅうぎゅうになることはありますが、そちらはご愛嬌で。

味楽は全メニュー大盛りでして、わたしはここに体調を測りに来ている節があります。
大盛りの食べ物を食べ切ると「よし、わたしは健康だぞ!」と気持ち良くなるんですが
少し痩せてしまったときとか、体調が微妙に悪いときは味楽の料理食べ切るのかなりギリギリなんですよ。これマジです。
そんなとき「今わたし調子良くないんだな」と気付かされるので、いつもより自分を労ってあげることにします。
最近軽い風邪をひき地味に長引いていて思ったんですけど、
調子が悪いときは気付かないフリをせず、悪い自覚を持って治していかなきゃいけないんですね。
馬鹿は風邪引かないって、気のせいだと思ってるのも含むんじゃないですかもしかしたら。
自覚あれば体に良いことをしようとするし、隙を見て休もうってなりますし
悪いものを良くするには、まずは自分と向き合って現状を認めること。なんだろうな。

高円寺は古いお店が多くて、跡を継ぐ人がいてお店を続かせていくようなつもりがないお店も多くて
なくなってしまうのは寂しいんだけど、お店の方がやり切ったタイミングで終わるのも、それはそれで美しいなと思ってしまいます。
人も物も時が経てばゆっくり朽ちていく。
至極自然な形で、時の流れを感じるのも古いものにときめく理由の1つではないかと。
わたしはこの町でそれを見ていきたいです。
同じくわたしも歳を取りながら。

高円寺・落とし物のドラマ

日々過ごしていると、何故こうなったということに出会います。
高円寺はその確率が高く、だから住んでいると言っても過言ではない。
内1つが落とし物。
落とし物を見付けると、落とされるまでを想像しドラマが出来上がります。

きっと抱っこされててころっと脱げちゃって、気付かないまま帰っちゃたんだろうなあとか

大人だから抱っこされてないと思うけど、家と勘違いして脱いじゃったのかなあ
酔っ払ったにしては早い時間だけど昼から飲んでたのかなあとか。
このニューバランスの靴と同じっぽいの履いてる友達がいて、落としても不思議ではない人なのでその人のかと一瞬思った。
そしたら数時間、その友達からもこの落ちた靴の写真が送られてきたので無実でした。

大体靴って落とした場合、どうやって帰ってるの⁇
壊れてるなら分かるけど、明らかに健康的な靴だと帰りが心配になる。
靴下真っ黒だろうな。
別の靴に履き替えて持ってたにしても、このサイズの物落としたら分かりそうだが
これはわたしの物差しで測っているだけだろうか。
小さい化粧品とか小物はよく落とすんだけど、わたしとはスケールが違うということなんですかね。
そう言うと負けた気になってきた、、

夏だね。

秋だね。

たらは友達と飲んでた帰りにバス停のベンチで発見。
もう深夜で消費期限を見る限りたった今買ってきたとは思えない。しかし状態は良いし、封も全く開いてない。
持ち主はきっと現れない、このままここで朝を迎えたら腐っていくだけだと分析した結果
友達がうきうきで持って帰っていきました。
煮付けにしようか焼こうかと嬉しそうでした。
たらにとってもベストな判断だったんじゃないだろうか。
あとはたらの持ち主がこのコラムを見ていないことを祈るだけ。

何故こうなった大賞として取り上げたい写真たくさんあるけどできぬので、個人で楽しむだけとします。
おお〜〜っとなることに出会えた時には、自分足で稼いでるなって思えますね。
犬も歩けば棒に当たる。
散歩するときの教訓です。




次回は、1月初旬の更新予定です。

ライタープロフィール

のうじょうりえ

千葉県出身、高円寺発。
キャッチコピーは人間大好きシンガーソングライター。
「高円寺の女王」の異名も持つ。

コロナ禍現在も東京を中心に月10本前後のライブに加え、路上ライブ、配信、遠征ライブなど精力的に活動。
音楽で生計を立てている。

高円寺を愛し盛り上げたいという思いと、高円寺駅を土日祝日も快速が停まる街にしたい、という秘かな野望がある。

地元千葉への愛も忘れず、台風15号の際チャリティー路上ライブを行い、集まった¥83,890を千葉県へ全額寄付している。

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