前回の第0回目では、シーシャ基礎編をお伝えしました。
今回第1回目の連載では、私、久松レオナが一番お世話になっているチルチルミチルさんを紹介します。
目次
高円寺シーシャ「チルチルミチル」道順
2021年7月に新しく開店したお店です。
高円寺駅から徒歩1〜2分といったところでしょうか。
まずは高円寺北口を出て、左へ進み、横断歩道を渡って中通り商店街を歩きます。
上島珈琲店の左側の道です。
そのまま直進すると、沖縄料理屋さんの58(ごっぱち)や神田たまご軒さんが見えます。
そして中華料理店の成都さん脇の階段を登った2階にお店があります。
この階段をのぼって、いざ2階へ。
お店に到着です。
高円寺シーシャ「チルチルミチル」ってこんなお店!
2022年4月現在、オーナーのわたるさん、火曜日担当のはなさん、木曜担当のさおりさん、土日担当のりささんが働いています。
店内には富士山の絵があり、富士山を眺めながらシーシャを吸うことができます。
フレーバーの数も常時100種類以上が用意されていて、どんな気分でもぴったりの煙が吸えるよう、配慮されています。
初心者の方や肺活量のない方でも美味しく、安心して吸える煙を提供してくださり、筆者はいつも日々の疲れを癒やされています。
ボードゲームや、お手洗いのアメニティなども充実していて、ゆったり過ごすことができます。
シーシャ関連グッズの販売も。
高円寺シーシャ「チルチルミチル」オーナーへインタビュー
オーナーのわたるさんに話を聞いてみました。
シーシャにハマり、店員になった理由
ーーそもそもどうしてシーシャ屋さんになろうと思ったんですか?
僕がシーシャと出会ったのは、2019年の冬です。
あの冬はとても寒く、プライベートでも様々なことが起き、精神的にツラかったです。
そんなとき、鳥取県の実家に帰省する途中、一旦京都府で降車しました。
そこで今出川駅にある「Moch Pit(モクピット)」というお店ではじめてシーシャを吸い、ハマっていきました。
ーーどんなところにビビッときたのですか?
Moch Pitのお店そのものの空間がすごく楽しくて、充実していました。
その場にいた店員さんやお客さんも、自分が理想とするコミュニケーションをとってくれる人たちだったところも大きいです。
シーシャのおかげでしんどかった心が晴れやかになり、救われました。
その経験から、いつか僕も同じような空間を作りたいと思い、シーシャ屋さんになりました。
シーシャ屋さんの出店を志してからは三軒茶屋や蒲田、軽井沢など4店舗のお店で働いて、ついに5店舗目で自分のお店を出しました。
どうして高円寺でシーシャ屋さんを?
ーーどうして高円寺にシーシャ屋さんを出そうと決めたんですか?
もともと学生時代に住んだ経験がある街で、かつ好きだった高円寺か阿佐ヶ谷に出店したいと思っていました。
中央線沿線の町ごとに独特の雰囲気を持っているところや、買い物がしやすいところなどを含めて気に入っていました。
ーー以前、学生時代も中通りに住まれていたと話していましたよね。
そうなんです。より親しみがある通りです。
ーー高円寺のシーシャ屋さんは南口に多いですよね。その一方で、北口にはチルチルミチルさんの1店舗のみです。
たまたま「中通り商店街周辺にお店を出したい」という思いから、店舗を探しているときに、高円寺を歩いて実地調査をしていました。
そんなときたまたまこの物件を見つけて、即決しました。
北口だったのは「ラッキー」でした。
調査をしていたら、昼間でも中通りには人通りがあるところを目にして、やっていけそうだと感じました。
ーー2021年7月にプレオープンされましたよね。コロナ禍での出店は大変ではなかったですか?
コロナに関係なく、お店を出すと決めていたので「どうしよう」という感情はありませんでした。
ひたすらに、店を出すのは大変なことだな…と。
初心者でもチルチルミチルの煙をおいしく吸うコツ
ーーチルチルミチルさんのシーシャを美味しく吸うコツを教えてください。
深呼吸をしてゆったり吸ってもらうことですかね。
ーー初心者の方だとはじめは思うように吸えないと思うのですが、オススメする吸い方はありますか?
とにかく肩の力を抜いて吸うことだと思います。
ーーそれでは、シーシャを吸うときに気をつけるべきことはありますか?
店員に任せて好きなように吸ってください。
当店では、炭の交換を15分に1度のペースで実施します。
こまめに様子を見に行くので、「吸いづらい」「もう少し煙を出したい」などご要望があれば、調整します。
おっしゃってくださいね。
ーーほかのシーシャ屋さんだと、炭替えの間隔が空くお店もありますよね。なぜ15分に1度の交換にしているのですか?
お店それぞれのお店で使っている熱管理のシステムが違うことに起因します。
なかには、30分に1度というお店もあります。基本的には20分に1回ほどの炭替えが基本だと思いますが、お店のオペレーション次第で変動があります。
当店で出すシーシャは、炭の温度をむやみに上下させたくなく、一定の温度を保つために、15分に1回の頻度にしてます。
人間でさえ、暑い部屋から急に寒い屋外に出ると、体の温度が下がりますよね。
それと同じ仕組みで、シーシャの上部にセッティングされている「フレーバー」もあまり温度を上下させない方がいいと思っています。
ーー持ち込みはしても問題ないですか?
食べ物はすべて問題ありません。
近隣のお店やuberで、お食事をテイクアウトして食べながらシーシャを吸うこともOKです。
ただし、アルコールやお飲み物はご遠慮いただいております。
お酒が飲めなくても楽しめる、わたるさんの思い
ーーシーシャ屋店員として、シーシャの魅力はどんなところだと思いますか?
そうですね、お店のシーシャが美味しいのは当たり前だと思っています。
自分が大切にしたいのは、やはりコミュニケーションです。
人と人とのつながりを重視しています。
ーーどうして人とのコミュニケーションに重きを置いているのでしょうか。
自分自身が煙を通してコミュニケーションを広げてきました。
というのも僕はあまりお酒が得意でなく、僕にとってはそこにコミュニケーションはありません。
でも、シーシャはお酒が飲めない人でもゆったりできます。
また、自分で出すお店は、お客さんの「第二の家」のように使っていただければと思っています。
この思いもあって、楽しくシーシャを吸っていただければ、と。
ーー最後に、はじめて来店するお客さんに一言あればお願いします。
来店後に年齢を確認させていただきます。
未成年の方は成人してからお越しください。
大変申し訳ございませんが、泥酔しているお客さまは来店拒否させて頂きます。
なにとぞよろしくお願いいたします。
高円寺シーシャ「チルチルミチル」お店の詳細
店名:チルチルミチル
SNS:Instagram、Twitter
住所:東京都杉並区高円寺北3-22-4 UKビル2階
TEL:070-8935-3449
営業時間:平日14:00〜23:00 、土日祝13:00〜23:00(ラストオーダー:22:00)
持ち物:ご年齢のわかる身分証
補足事項:タバコ喫煙可能(分煙)、クレジットカード使用可能、コーヒー・アルコール有り
筆者・プロフィール
久松レオナ(ひさまつれおな)
甘いものとシーシャをこよなく愛す、1999年生まれ。
千葉県香取郡出身。大学進学を機に高円寺に移り住む。
高校生時代よりインターネットメディアで働き、2022年4月現在もライターとして海外新興メディアで筆を執っている。
記事の執筆以外にも動画編集やタイポグラフィデザイン、挿絵なども手掛ける。
高円寺の居心地の良さが愛おしくて、他の街に住むことが考えられない。