ツブサをご覧のみなさま、こんにちは。
フリーランスバリスタのShiroです。
これまで都内のカフェやレストランで勤務し、現在はフリーランスのバリスタとして働いています。
高円寺が大好きで住み始めてほぼ14年、直近は高円寺のカフェで店長をしていました。
最近はご縁があって、船の中でコーヒーを淹れていることが多いです。
今回はそんな私がなぜ船上バリスタになったのか、経緯などお話したいと思います。
そして船先で高円寺と阿波踊りでゆかりの深い、徳島を散策してきましたのでレポートします。
それではどうぞ。
目次
船上バリスタについて
船でのバリスタについていくつか質問を頂いておりますので、今回お答えしようと思います。
船上バリスタになった経緯
前職である高円寺のカフェを退職した時に、船で仕事をしている方から「よかったらやらないか」と声をかけていただいたのがきっかけです。
船の中ではレストランで美味しい食事が食べられたり、ライブや落語やゲーム、映画鑑賞やマッサージなど、退屈しないようにさまざまなエンターテインメントがあります。
その中のひとつで美味しいコーヒーを楽しんでいただけるようにと、バリスタも乗船しています。
大きなクルーズ船なのですが、乗船客の大半は高齢者の方々ということもあり、若すぎるバリスタではなく(私は40代なので)落ち着いてお客様との会話を楽しめそうな人柄や、過去の実績を見て1人で仕事を任せられそうなところ、見た目の清潔感や健康であることなどを評価頂いたようです。
そして私はもともと旅が好きなのですが、特に「水」に関わる場所(海、川、池、湖、滝、噴水、温泉など)が昔から好きです。
どこかへ旅行をする際も、「水」のある風景を選んで訪れることが多かったです。
数年前、有給期間を使って、フィジー、マルタ共和国、プーケット島(タイ)などで、それぞれ1〜2週間程度の超短期の語学留学をした経験もあるのですが、これらの留学地を選んだ共通した理由が、海に囲まれている地で過ごしたかったからです。
海の上で働く以前から、ずっと海が好きでした。
もっと振り返ると、幼少期から水泳を習っていて、中学生の時は水泳部に所属していたのですが、通っていた中学校が、市内・県内の全ての水泳の大会で優勝しているくらい水泳が強かったです。
もう毎日毎日、部活がハードで、屋内プールなので天候に関係なく毎日泳いでいました。
そういった経験もあってなのか不思議と今でもずっと「水」のある風景が好きで、海の上での仕事だなんてこれは何かの導きなんじゃないか?って、声をかけていただいた時はとてもワクワクしました。
人生でどの道に行こうか迷った時には、ワクワクする方を選ぶようにしています。
船酔いするの?
船はとても大きく安全なので、よっぽどじゃないと船酔いはしないです。
念のために酔い止め薬も飲んでいます。
でも以前悪天候で波がものすごく荒れて、その時は酔ってしまったんですけど、揺れながらコーヒーを淹れて、しかも船内が揺れる中でコーヒーをお客様のところにこぼさず運ぶのが大変で。。そんな出来事もありました。
船では引き続きマスクつけてるの?
船内の感染症対策はとても厳しく、規制が緩和された今でも引き続き乗組員もお客様もマスクをずっと着用しています。
船内では、誰がいつどこの席に座ったかまで記録されるようにもなっています。
乗船する数日前と、乗船日当日の計2回PCR検査をクリアしないと乗船できないので、私も毎回乗船のたびに2回PCR検査をしています。
クリアした人しか乗っていないため船内はとても安全ではあるのですが、高齢者のお客様が多いため、万が一のことも考え現在も船内ではソーシャルディスタンスやマスク会食を実施しています。
私自身も万が一感染してしまうと仕事ができなくなってしまうので、陸での日常生活での感染症対策はもちろん体調管理にはとても気をつけています。
他にも船の中での生活や船で訪れた場所のことなど、なかなか味わえない体験ばかりなので、今後もご紹介していきます。
阿波おどり発祥の地・徳島を散策してきた
高円寺は阿波おどりが有名ですが、発祥は徳島県です。
そんな高円寺とは縁が深い徳島県。
先日船で訪れ、午前中に寄港してから、午後仕事に戻るまで数時間、徳島観光して楽しんできました。
お薦めのお店がたくさんありましたので、ご紹介させていただきます。
徳島港から、徳島駅付近までバス移動しようとしたのですが、、
いや、これ全然来ないな。
運よくタクシーを拾えたのですが流しのタクシーが多いわけでもないので、事前にタクシー会社に電話して呼んでおくとスムーズなことがわかりました。
阿波おどり発祥の地・徳島
徳島駅付近では阿波おどりをデザインされた風景がたくさんあり、高円寺にいるような感覚に。
高円寺の阿波踊りが1957年から開催されているのに対し、徳島の阿波おどりの歴史は、1586年に遡るそうです。
約400年の歴史があります。
徳島駅から歩いてすぐの場所にある、阿波おどり会館です。
訪れたのは3月末だったのですが、年度末の入れ替えのため残念ながらこの日は臨時休業。。
普段はここからロープウェイで山の上まで行けるそうです。
徳島市の阿波おどりは、2023年は8月12日〜15日に開催されます。
高円寺の阿波おどりは、2023年は8月26日〜27日に開催です。
徳島の人気カフェでモーニング「O-ba’sh cafe(オーバッシュカフェ)」
徳島駅付近にある人気ベーカリー O-ba’sh crust(オーバッシュクラスト)近くあるカフェ O-ba’sh cafe(オーバッシュカフェ)で、イートイン可能なので朝食してきました。
朝7:30からオープンしているのでありがたいです。
そして平日の朝からすごく人気で、待ち時間は発生しないものの地元の方はもちろん、市外からも多くの方が訪れるそう。
パンやケーキのメニューが豊富で地産地消にこだわり、どれも地元の食材で作られています。
シフォンケーキが、ふわっふわでやさしく本当に美味しい。
・O-ba’sh crust (オーバッシュクラスト) O-ba’sh cafe(オーバッシュカフェ)のInstagramはこちら
徳島でコーヒーとカヌレ 「ハレとケ珈琲stand」
徳島駅付近での散歩にちょうど良い、商店街入り口にある「ハレとケ珈琲stand」でコーヒーとカヌレをテイクアウトしました。
カヌレの種類はいくつか選べます。
カリっ!もちっ!としてて美味しい。
コーヒーはしっかりめで、これまたカヌレによく合う。
3月末に訪れたのですが、新町川周辺には桜が咲いていて天気も良くて気持ちの良い中、コーヒーとカヌレで食べ歩きしました。
・ハレとケ珈琲stand Instagramはこちら
徳島のコーヒースタンドで浅煎り「トーコーヒー」
初めて訪れる街ではその土地のコーヒースタンドに行くのが好きで、コーヒーを淹れてもらいながらバリスタさんと会話して地元の情報を聞けたりするのが楽しいです。
”徳島では深煎りのコーヒーを出す店が多いから、ウチは浅煎りにこだわりたい”と話す「トーコーヒー」さん。
同じ豆でも焙煎具合によって味わいが全然違ってくるのですが、豆の味わいを活かしながらとてもスッキリとフルーティーで美味しい。
豆をいくつか購入して帰りました。
・トーコーヒー Instagramはこちら
徳島駅周辺で手軽にサウナ「天然温泉 びざんの湯」
サウナーとしては現地サウナはスルーできず、訪れた徳島駅目の前にある「天然温泉 びざんの湯」 (ホテルサンルート徳島の中にあります。)に行ってきました。
ここでも阿波おどりなデザイン。
宿泊者以外も、ふらっと日帰り入浴できます。
午前中は特にお得で530円。
この価格でもしっかり天然温泉とサウナが楽しめる。もちろん、水風呂もあり。
露天風呂で外気浴も楽しめて、短時間でしっかり整い、最高な気分でした。
・天然温泉 びざんの湯 ホームページはこちら
以上が徳島に訪れて素晴らしかったお店でした。
さぁ、この記事が更新される頃には、屋久島〜種子島〜奄美大島をクルーズ中です。
次回は高円寺のコーヒーポップイベントについてお話します。
今回も読んでくださり、ありがとうございました。
ライタープロフィール
Shiro
1981年生まれ。三重県桑名市出身。
オーストラリアとニュージーランドでバリスタを学び、都内のカフェやレストランで勤務。
海外の70都市以上のカフェ&バーを1人で巡る。
現在は、フリーランスとして、主に船の中でバリスタとして活動する他、ポップアップイベントも企画中。
カフェ以外で好きなものは、海とサウナと動物と音楽と漫画。
Instagram : https://www.instagram.com/shiro_711/
Twitter : https://twitter.com/shirow711