高円寺ラーメン「中華蕎麦 一心」鬼門なんてふっとばす!幻の鶏ガラを使った濃いめ醤油ラーメン

高円寺ラーメン「中華蕎麦 一心」
文章:シゲタ
高円寺

高円寺には、たくさんの「鬼門」が存在する。

私が思う鬼門とは、お店が入居しては退店を繰り返す物件のこと。

2023年7月26日オープンしたお店「中華蕎麦 一心」は、そんな鬼門であると感じていた場所。

直近入店していたお店は「バンザイ 高円寺本店」「油そば専門店 油の南極堂」と、なかなか苦戦を強いられていた様に思う。

お店から歩いて10秒近くに、博多とんこつの超名店「ラーメン健太」や、最近オープンして評判が良い「背油中華そば 福鳳」もある。

「この場所にオープンするのか、、しかも前と同じラーメン屋。。」と正直あまり期待していなかったのだが、友人らの前評判が極めて高い!

「これから行列できるラーメン屋になるから、早めに行っといた方が良いよ。」とさえ言われた。

そんなお店に今日行ってきた。

高円寺ラーメン「中華蕎麦 一心」あづま通り商店街はプチラーメンストリート?

お店は高円寺北のあづま通り商店街にある。

12時半に伺ったら、外に一人が並んでいた。

ちなみにお店斜めの赤いテントは、博多ラーメン名店の健太。

※ラーメン健太リニューアル前の記事なので、今となっては貴重

あづま通り奥は、少しラーメンストリートになりつつあるなぁと感じる。

「美味しい」ラーメン屋が商店街に5店舗ほどできれば、ラーメンストリートの様に確立されるのだろうか。

高円寺の商店街の中ではあづま通りは落ち着いているイメージ(足元の舗装も赤レンガで可愛め)なので、少し違和感ありつつも、それも良い高円寺らしさなのかもしれない。


ちなみに一心の向いは、定食屋のやなぎや。

ナチュラル木で、すごくシンプルな外観が特徴的。

とても控えめなお店の印象を受ける。

高円寺ラーメン「中華蕎麦 一心」内装がナチュラルでとても綺麗に!

今回伺って、一番驚いたのが内装!

元ラーメン屋なので、居抜き物件だったと思うが、すごく綺麗な内装に様変わりしていた。
ナチュラルでいて、暗い雰囲気がない。

鬼門(まだこだわる)はここまで手をいれないと、払拭できないのかもしれないな。。

カウンター5、6席ほど。

これは期待膨らむ!

事前食券制。

味は、醤油と塩。
ニューオープンの時は「券売機左上の原理」で、お店イチ押しを頼むようにしているので、一番左上のボタンから「味玉焼豚醤油蕎麦」を購入。1,350円。

ノーマルの醤油蕎麦で900円。
高円寺の中では高めの値段設定。
これはこれで良い。

スタッフは3名いらっしゃった。
調理2名、接客1名。

接客がとても愛想よく気持ち良い。

ちなみに店主は、惜しまれつつ閉店した神保町黒須で修行されたそう。

高円寺ラーメン「中華蕎麦 一心」幻の熊本地鶏・天草大王を使用したスープが逸品!

味玉焼豚醤油蕎麦は、5分ほどで着丼。

淡麗そうなビジュアルの中、真ん中に可愛いナルトが乗って愛嬌がある。

まずはスープをズズっと。

鶏ガラのコクと旨味が存分!
香る鶏ガラは通常、口にまとわりつく油感が残ると思うが、それをあまり感じない絶妙なバランス感。

返しの醤油がけっこう強め。
ラーメンだけで食べるには結構強めの醤油感。丼が食べたくなるやつ。隣の人が食べてる炙りチャーシュー丼ほしくなる。
しかし、これくらいのしょっぱさが個人的にめっちゃ好きだ。

ちなみにラーメンを食べる前に「エプロンいりますか?」と聞かれるが、できるならつけた方がよいかも。
油が服に飛ぶと、シミになる可能性が高い。

鶏ガラの旨味がすごく特徴的なので、店内を見渡すと熊本地鶏「天草大王」のポスターが。

「天草大王」を調べると面白くて、この品種は昭和に一度絶滅してしまったらしい。
それを、熊本県農業研究センターで10年をかけて復元させたそう。
天草大王は、国内最大級の幻の地鶏と言われている。

一心のスープはこの天草大王がベースで、野菜などを加えず混じりっけなしのピュア鶏100%で炊いているそう。
化学調味料無添加の清湯。

麺は中細ストレート。三河屋製麺。

私が好きな加水少なめ麺。
ほどよいコシで少しクキ感がある。

濃いめの鶏ガラスープがよく絡む。

麺は少し少なめ130g。

綺麗なビジュアルのチャーシューは、豚の薄切り肩ロース。

低温調理のレアめは個人的にあまり好みじゃないけど、薄切りなので食べやすい!
食感ギュッとして柔らかく、旨味もあり肉質良いのがわかる。

穂先メンマって、テンション上がる。

鶏ガラによく絡むから、一口大だけでなくもっともっと食べたくなる。

横のネギの旨味も、よく広がり素晴らしい。
ネギってほんと偉大だなぁ、、とあらためて。

煮卵はプルンプルンの半熟。
箸で割ると内側の白身までトロっとスープに溶け出していく。

濃いめ醤油ながらも、結果スープを完飲。

こういう時は、水をたっぷり飲めばいいと割り切る。
旨いものは残せない。
カウンターにある水サーバーで、出る前お替り一杯クイっと。

油感が非常に良くチューニングされてるから、39歳の胃には大丈夫。
お腹いっぱい食べたい時は、丼マスト。


大満足の一杯だった!

次回、塩も絶対食べたい。
柚子皮やトリュフペーストが入っているらしいよ。。
最高そうじゃね?

高円寺ラーメン「中華蕎麦 一心」詳細

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