2020年10月25日「一日HiFi Cafe」が、荻窪の「日本ネルドリップ珈琲普及協会の店」で行われた。
HiFi Cafeは京都で10年続いた自家焙煎・深煎り・ネルドリップ珈琲が頂けるお店で、2020年6月に惜しまれながら閉店。
その後店主の吉川さんは関東に住まわれて「日本ネルドリップ珈琲普及協会の店」で運営される「繁田珈琲焙煎倶楽部」に入会。
そこで焙煎された珈琲豆を現在、ネット通販で販売されている。
そんなHiFi Cafe(吉川珈琲)が、限定的に復活されると聞いたので、今回はお店に伺ってきた。
目次
「一日HiFi Cafe」in「日本ネルドリップ珈琲普及協会の店」外観
お店は荻窪駅南口から歩いて3分ほどの「すずらん通り」沿いにある。
普段は「日本ネルドリップ珈琲普及協会の店」の理事であり店主の繁田(はんだ)さんが珈琲を淹れられるが、この日は不在にされていた。
「一日HiFi Cafe」in「日本ネルドリップ珈琲普及協会の店」店内
店内はテーブル席が4席ほど。
普段とは違ってBGMにはジャズがかかっていた。
吉川さんは音楽好きなことでも有名で、ブログでは「本日の珈琲盤」というタイトルでアナログレコードの紹介をされている。
この日、店内で頂ける珈琲は1種類。
本日の珈琲(ブレンド)。
珈琲豆は、ブラジル、コロンビア、エチオピアを販売されていた。
今はなき青山の珈琲店「大坊珈琲店」店主・大坊勝次さんと対談された、フリーペーパーが配られていた。
吉川さんは大坊さんと非常に懇意にされている。
この冊子を私は以前拝読したが、内容は非常に専門性があり、深煎り珈琲好きにとって読み応えがあるものになっている。
ちなみに私がお店に伺う少し前には、大坊さんが珈琲を飲みにいらしていたそう。(繁田さんのブログ参照)
本日の珈琲を実飲
本日の珈琲を注文。600円。
珈琲豆のグラインドは、アンティークの手挽きミルでゴリゴリと挽かれるこだわり。
2枚剥ぎのネルを固定枠に置かれて抽出される。
間をおいてしっかり蒸らしながら、回数わけて抽出された。
さっそく珈琲を頂くと、おー、風味が凄く甘い!
ミルクキャラメルの様だなぁ。
ほどよくクリアなボディに、心地良い苦味。
酸味や渋みはほぼ感じない。
ミルキーな風味がぶわっ!と口の中で広がる。
くらった。
はじめて頂く風味のブレンド。
吉川さんは、お店を畳まれた後も進化をされ続けていらっしゃるのだ。
頂いたあと、吉川さんに珈琲が凄く美味しかったことを伝える。
すると吉川さんは恥ずかしそうに「日々精進しております。」と仰った。
私は吉川さんの、はんなり纏う、京都の優しい雰囲気が好きだ。
今後は「日本ネルドリップ珈琲普及協会の店」で毎月第一日曜日に間借りで「一日HiFi Cafe」をされるそう。
引き続き吉川さんが淹れる珈琲を頂けることが、とても有難い。
帰りにコロンビアの豆を購入。
その場で豆は完売した。
また改めて伺わせて頂こう。
次伺うのが楽しみだ。
それではまた明日。
お店詳細
詳しくは、HiFi Cafe(吉川珈琲)の公式Twitterをご確認ください。