2回目の緊急事態宣言下、今後の発信について

緊急事態宣言下の行動について 高円寺

緊急事態宣言下で、今後本サイトとSNSの発信をどうしていくか、というお話です。

私はグルメライターの端くれなので、今年になってこの件について考えないことは一日だってなかった。

緊急事態宣言が、主に夜の飲食店をメインにして発出される。

前回2020年4月の発令時は、飲食店の補償が明確化されていない段階だったので、皆が飲食店を守る為にtwitterで #高円寺テイクアウト が盛り上がった。

私も率先して発信し、高円寺で150店ほどのお弁当を食べてきた。

⇒高円寺テイクアウトへのリンク

街全体に人の支え合いが見える化され、静かで大きなうねりになったのは確かだが、お店はランチやテイクアウトが忙しい割には儲けが少なく、対応に消耗してきたことも確かだろう。
そういう私も、2020年は発信することに疲弊した。

今回発令される緊急事態宣言のメインターゲットは主に、夜間の飲食店。
時短を守らないお店に関しては名指しで公表する罰則までつく。
いっぽう補償に関しては1日あたり6万円という、個人飲食店には手厚い内容になった(お店の規模や従業員数にもよる)。

人は慣れる。

最近、外に飲み歩かなくても平気になった人の意見を多く聞く。

緊急事態宣言下、晩のお店が休業する事は簡単かもしれないが、もし情勢が収まった後に「お客さんが帰ってこないかもしれない。」という不安は拭いきれないだろう。
お昼メインのお店に関してはそもそも補償がないので、お店を毎日開けざるを得ない。

ブレーキを踏みながら、余力とほんの少しのアクセルを踏んで倒れないバランスを取る。
とても難しいバランス感がお店には求められている。

緊急事態下で、大きな政府の枠組みでは対応しきれないことがたくさんある。
そのチグハグな点を、いかに文章で補填できるのかという点が、自分が発信するポイントなのだと考える様になった。

積極的に外に出るタイミングでは全くない。
しかし支え合わないと、意思疎通しないと、倒れるお店・人がいることも事実。

深い冬になる。

昨年までの毎日更新というより、しばらくはお店と呼応し、ブレーキメインのバランス感を意識しながら、web発信していこうと考えています。


管理人・シゲタ ツヨシ