昨年は二度、北海道へ行ったけど、高円寺のニューチェックで食べるスープカレーの方が美味しかったなぁ。
こんにちは、ライターのシゲタです。
今回ご紹介するお店は、高円寺にあるスープカレー屋さん「カレー処ニューチェック」です。
札幌出身の店主による、本場のスープカレーが頂けます。
ニューチェックは以前、同じ高円寺でご近所(同じ並び)の「ステーキハウスキョーヤ」で間借り出店をされていました。
1年7ヶ月間借りをされた後、待望のお店を2021年11月6日にオープン。
お店の場所はカレーの人気店だった「インド富士子」跡地です。
インド富士子は水道橋へ拡張移転され、ニューチェックは店舗化へ。
それぞれカレー屋さんが成長しながら移動される形になりました。
ニューチェックはご夫婦経営で、店主のチェックさんは北海道出身です。
北海道時代は札幌のスープカレー店「ルッカパイパイ」を営んでおられました。
チェックさんはロックンローラーでもあり、芸人のバイきんぐ小峠さんと「TRAP」というアコースティックパンクユニットでも活動されています。
ニューチェックは普段夜営業なのですが、土日のみランチ営業されているので行ってきました!
目次
高円寺カレー「カレー処 ニューチェック」お店はインド富士子跡地に
お店は高円寺駅から歩いて4分ほどの阿佐ヶ谷方面に歩いた高架沿い南側にあります。
元々カレーの人気店「インド富士子」だったところに、居抜きで入られました。
伝統を引き継ぐ様な感覚を受けて、なんだかほっとしたことを覚えています。
しかし、ここら一帯の建物は古くなってきましたね。
高架下の商業施設・高円寺ストリートは老朽化から高円寺マシタに変わろうとしていたり、近くの中通り商店街のお店も建物が50年くらいになってきたり、建て替えによる移転を余儀なくされるケースが増えてきました。
特に駅前、新・旧の街並みが見られるのも、今のタイミングなのかもしれませんね。
高円寺カレー「カレー処 ニューチェック」外でゆっくりどれを注文しようか考えられる
店前の看板です。
お酒が呑めるカレー屋というのがいかにも高円寺らしくて良いですね。
店前で一通りメニューが見れるのが嬉しい。
案外これをちゃんとやってるお店って少ないですからね。
外でゆっくりどれにしようか考えられるところがいいです。
高円寺カレー「カレー処 ニューチェック」夜は店前のミラーボールがサイケに光る!
店前頭上にはミラーボールが。
夜になると、怪しくサイケに青や緑に光って周ります。
高円寺カレー「カレー処 ニューチェック」カウンター8席、少人数向け
カウンター8席で細長い店内。
少人数で食べるのに適した設計ですね。
店員さんはロックンローラーな見た目ですが、接客が親切でとても優しいので好印象を受けます。
高円寺カレー「カレー処 ニューチェック」壁にはバイきんぐ小峠さんとの音楽ユニット・TRAPのポスターが
壁にはアコギとエレキ、いかにもロックな内装です。
大日本プロレスのポスターに、店主チェックさんとバイきんぐ小峠さんとのアコースティックパンクユニット・TRAPのイベントポスターも。
チェックさんがギターボーカルで、小峠さんはサックスです。
高円寺カレー「カレー処 ニューチェック」内装はパンクと昭和レトロが融合!
カウンターの小物が何とも楽しいです。
マーシャルやVOXアンプの小物があったりで一見ばりばりックなのですが、手ティッシュケースはメルヘンなケーキで信楽焼のたぬきもあったりと、かっこ可愛い抜け感です。
お冷のグラスは、昭和レトロのアデリアレトロです。
パンクと昭和レトロが融合されているのが何ともユニークです。
壁紙がオレンジですし、昭和レトロでも暖色系でまとめているのがポイントなんですかね。
違和感なくまとまっています。
あと、私は水をめちゃくちゃ飲むので、ポットも出してくれるのが嬉しい!
高円寺カレー「カレー処 ニューチェック」メニューの表紙がもはやロック雑誌!
こちらメニュー表です。
表紙がもはやロック雑誌ですね!
至る所に遊び心の仕掛けが。
高円寺カレー「カレー処 ニューチェック」メニューで超悩むけど、ぜひ鶏野菜カレー食べて!
カレーは6種類、辛さはなんと12段階から選べます。
辛さは3種類のチリと10種類以上のオリジナルスパイスで調整されます。
そしてこの不思議な辛さレベル表記(50、125、250・・・)ですが、なんとバイクの排気量になっているそうです。
ほんと、どのカレーにしようか、めっちゃ悩みますよね。
こういう時私は定番のチキンは外しがちなのですが(美味しいのがだいたい予想つく為)、ここではぜひ鶏野菜カレーを食べてもらいたいです!
予想が裏切られる美味しさがあると思います。
高円寺カレー「カレー処 ニューチェック」呑めるカレー屋なのでアルコールメニューとアチャール・おつまみが豊富!
トッピングやおかわりライスなどのページです。
お酒が呑めるカレー屋なので、アルコールも豊富です。
生ビール550円は安い!
カウンター奥の黒板にはアチャールとおつまみが。
スパイス呑み居酒屋としても楽しめますよ。
高円寺カレー「カレー処 ニューチェック」鶏野菜カレー実食レビュー!
個人的にめちゃくちゃお薦めの、鶏野菜カレーです。1,250円。
LEVEL125の中辛にしました。
沢山の素揚げ野菜と、上にカスリメティが散らされた美しいビジュアルです!
ルーは、野菜のトロミがしっかり残って粘度の高い煮込み感です。
サラサラしすぎない。
溶け込んだ野菜や鶏の旨味・甘味が濃く深い!
スープは玉ねぎ、にんじん、ごぼうなどの香味野菜がたっぷりと溶け込んでいて良い濃厚さです。
玉ねぎの甘さが目立ち、ニンニクなどのパンチ力は控えめです。
10種以上配合したスパイスは複雑な香辛料の風味ながら鋭さは控えめ、酸味がたって甘い香り。
身体がぽっぽっと温まる辛さです。
ちなみにスープは100%天然素材で、3日煮込んで完成する手間のかかりようだそうです。
野菜はゴロゴロ大きくて種類が豊富!
全体的に火入れは浅めでフレッシュ感があります。
素材の甘みがひきたちます。
特ににんじんはがズドーンと長く、甘くて良いです。
ボリューム満点。
食べ進めると、なぜだか欧風カレーの様なマイルド感が癖になってきます。
懐かしいとスパイス感の共存が心地よいです。
たっぷりの野菜を平らげると、下からドーン!と大きいチキンレッグが姿を現します。
とにかくほろっほろに柔らかく、スプーンで抑えると骨がするっと取れてゆきます。
味もよく染み込んでいて、これはたまりませんね。
ため息が出る美味しさです。
卓上の生姜の甘酢漬けがよい箸休めです。
多めに入れると結構味が変わってしまってはじめ、あれ!となるのですが、少しポークビンダルーの様な味わいに近いと感じ、これまた良い感じです。
いやー美味しかった!
昨年、二度ほど北海道へ行って数店スープカレーを食べてきたのですが、ニューチェックの方が美味しかったですね。
素材で負けてしまうと思いきや、地産地消を凌駕する旨味があるというのはすごいことですね。
「高円寺はカレーの街」というのをしっかり感じられる一杯ですよ!
高円寺カレー「カレー処 ニューチェック」お店詳細
お店の公式Instagramはこちら