「光ある所に、影は生まれる。
英雄がいる限り、鬼は何度だって蘇る。」
ライターのシゲタです。
2024年3月3日(桃の節句)、高円寺に「横浜家系ラーメン おにのすみ家」がオープンしました。
お店は、隣接する「桃太郎寿司」「東京飯店」と同じ会社の「株式会社第一川崎屋」が手掛けます。
「桃太郎」に「おにのすみ家」。
ネーミングにストーリー性があって良いですね。
こうなれば、間に挟まれた焼肉店・東京飯店のデザートは「きびだんご」にしてほしいところです。
今まで高円寺には、家系ラーメンがチェーン店のせい家しかなく「家系ラーメン不毛の地」と言われていました。
それが2024年に入って、駅前南口に2月「極味家」が、駅前北口に3月「おにのすみ家」が立て続けにオープンし、一気に激戦区となりました。
おにのすみ家は、いわゆる資本系(※後術します)にあたるので「桃太郎寿司系列の家系ラーメンってどんな感じなんだろう。。」とはじめ不安だったのですが、武蔵家成増店の出身者が入り、店炊きスープで作る本格派という事を知って一気に楽しみに!
今回はそんな新店「おにのすみ家」をレビューします!
目次
高円寺ラーメン「横浜家系ラーメン おにのすみ家」高架下の横三店舗が同じ系列店!
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お店は高円寺駅北口から歩いて2分ほどの、高架沿いを中野方面に歩いた右手にあります。
隣二軒も同じ会社の系列店(東京飯店、桃太郎寿司)です。
以前はなんと桃太郎寿司が3店舗並んで(本店、パートⅡ、別館)営業していましたが、2016年に実施されたJRの耐震補強工事に併せて大きくリニューアルされ、今の形になりました。
ちなみに新しくできた「おにのすみ家」は、カレー屋「MANTRA」の跡地になります。
第一川崎屋がテナントを再度取得して、蘇った感じですね。
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お店はお昼と夜の部も営業しています。
15:00〜17:00まではスープ調整です。
最近ラーメン屋は、お昼時間帯のみの所も多いですよね。
高円寺ラーメン「横浜家系ラーメン おにのすみ家」家系ラーメンの価格は今ここに落ち着いている!
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一方こちらは、高円寺駅南口近くに同時期(2024年2月)オープンしたばかりの「横浜家系ラーメン極味屋」です。
2024年に入って、立て続け二件家系ラーメンが出来たのはすごいタイミングです。
こうなるとやはり、いろいろ比較したくなるところです。
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極味家はデフォルトラーメン800円。塩味のバリエーションもあります。
ライスバーが無料で、夕方までおかわり自由なのは熱くて特徴的ですね。
せい家もどんどん値上がりして、今はラーメン800円です。
後術しますが、おにのすみ家も800円。
2024年、高円寺の家系ラーメンの価格は、800円のラインで落ち着いている様ですね。
高円寺ラーメン「横浜家系ラーメン おにのすみ家」資本系ラーメンとは?
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家系ラーメン店で、特に聞くことが多い「資本系」という言葉。
多くのラーメン店は、一定以上の修行経験を経てお店でスープを炊く「個人店」であるのに対して、大型チェーンやフランチャイズ、 他業種から参入するラーメン店をいわゆる「資本系」と言います。
「横浜豚骨ラーメン●家」「豚骨醤油ラーメン●家」などが特にそうで、スープ、具材、店舗設計などすべてをパッケージ化しています。
なのでラーメン店で修行経験がなくても、加盟料の支払いと研修を受けさえすれば 簡単に開業できるのが「資本系」の特徴です。
良い意味で、すべての店舗が同じ基準なのでブレがありません。
ネガティブなところでいうと「代わり映えせず、面白みに欠ける」ことが言えます。
やはり「資本系」とわざわざ言葉にするくらいなので、ネガティブな印象で使うことが多いです。
「おにのすみ家」は少し変わっていて、一見資本系と思わせながらも「店炊きスープ」を強調しています。
ここがオンリーワンで、お店の特徴と言えるでしょう。
高円寺ラーメン「横浜家系ラーメン おにのすみ家」メニューでお店イチ押しは、おにちゃんラーメン!
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おにのすみ家の注文は、事前食券制です。
お金を入れると店員さんが「一番お薦めは、おにちゃんラーメンです!チャーシューは二枚で、一枚は低温調理しております。味玉も入ってますのでね。」と声掛けがあります。
券売機は「Zの法則」で、左上がお店イチ押しのメニューを置きがちなのですが、券売機が店内入って右手にあるので入口近い右上に「おにちゃんラーメン」を配置している感じですね。
あとはやはり、ライス食べ放題(100円)が気になるところ。
どうしよう、今回は、、、、、やめておこう、、かな。
最近体形やばめだし。
高円寺ラーメン「横浜家系ラーメン おにのすみ家」座席はコの字カウンター
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店内はコの字カウンターです。
席に着くと、前のテナント・カレーMANTRAをうっすら思い出して少し切ない気持ちになりました。
時代は巡るなぁ。。
高円寺ラーメン「横浜家系ラーメン おにのすみ家」ラーメンのお好み調整はこちら!
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食券を店員さんに渡すと、好みを聞かれます。
麺の硬さ、スープの濃さ、脂の量を調整できます。
高円寺ラーメン「横浜家系ラーメン おにのすみ家」卓上調味料が豊富!
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卓上調味料が豊富で嬉しいです。
マヨネーズ、ごま、ブラックペッパー、にんにく、一味、豆板醤。
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更に、おろししょうがとお酢も店員さんに言えば用意してくれます。
この二つは後から追加されたのかな?
早い段階からお客さんの意見を積極的に取り入れて、どんどんお店をブラッシュアップしている印象を受けます。
高円寺ラーメン「横浜家系ラーメン おにのすみ家」サービス品のねぎチャーシューが神!
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カウンターに、サービス品と書かれたねぎチャーシューが!
これは神ですね。
そして青カッパ。
これ見た瞬間、店員さんにライス食べ放題(100円)を頼んでしまいました。。。
こればっかりはしょうがないですから。
追加注文は食券を買い直さず、100円をカウンターで渡せば良い感じでした。
高円寺ラーメン「横浜家系ラーメン おにのすみ家」ライスと水はセルフサービス
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お茶碗をカウンターで渡されるので、お店の券売機隣にライスをよそいに行きます。
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お水もセルフサービスです。
高円寺ラーメン「横浜家系ラーメン おにのすみ家」おにちゃんラーメンを実食レビュー
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今回は、お店イチ押しのおにちゃんラーメンを注文しました!950円。
縦長の器には店名ロゴが入っています。
受け皿もセットされています。
具は、海苔5枚、チャーシュー2種、味玉、ほうれん草。
器の端に、大判で正方形の海苔がスープに浸からないように乗せられていて、なるほどなビジュアルです。
これなら海苔がヘタりにくくていいですね。
桃太郎寿司系列だからこそ、海苔にリスペクトを感じますよ。
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スープはとても綺麗な黄金色です!
とろんとろんのまろやかな白湯で、かなり濃厚な豚骨醤油。
結構こってりですが豚臭さは感じません。
鶏ガラの油感が強く、口当たりネットリして尾をひきます。
かえしは「関ケ原たまり醤油」を使用しており、独特の奥深い旨味と甘味があります。
味濃いめでガツン!とくるので、しょっぱいと感じる人もいるだろうなぁ。
これはライスで調整するのが良さそうですよ。
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麺は三河屋製麺製のストレート中太麺です。
家系スープにぴったり合うやつですね。
低加水めで、小麦の素朴さを感じます。
硬さは普通で頼んだのですが、少しボソ感があったので「硬めを注文したら良かったな~」という印象でした。
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大判のチャーシューは2種類で、片方は低温調理です。
食感はもちろん2種異なりますが、ぶっちゃけそこまで大差を感じません。
薄めですがムチっとした食感、チャーシューの存在感は控えめです。
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味玉は、良い感じの半熟加減で良いですよ。
ほうれん草もそつなく良い。
そして、上にのった海苔が厚めタイプでかなり美味しいです。
さすが桃太郎寿司の系列店。
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味変ではニンニクを忘れずにいきましょう!
パワフルで旨味が増します。
高円寺ラーメン「横浜家系ラーメン おにのすみ家」ライスはねぎチャーシュー丼にしよう!
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ご飯をよそったら、卓上にあるサービス品のねぎチャーシューと青ガッパを乗せて、ネギチャーシュー丼にしちゃいましょう!
チャーシューは厚切りで、食感を楽しめる感じです。
ネギと一緒に塩だれで和えられています。
おにのすみ家。
ラーメンを「鬼」と例えるなら、このネギチャーシュー丼が「金棒」と言えるでしょう。
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少し食べたらラーメンスープを少しまわし入れ、マヨネーズとゴマを振ります。
どんどんパワーアップしてゆきますね!
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ここで原点回帰!
お代わりは、プレーンでいきます。
やはり家系は固めの白ご飯も圧倒的に合いますね。
シンプルイズザベスト。
いつでも、初心忘れるな。です。
足すばかりではいけません。
引くことも忘れずに。
ご馳走さまでした。
高円寺ラーメン「横浜家系ラーメン おにのすみ家」は店名ひらがなだから良い
「おにのすみ家」の店名は、ひらがなだからこそ良いですね。
漢字「鬼の住み家」だと、一気に恐くなります。
果たしてこれから強敵・桃太郎に対峙できる強さのお店になっていくのか?
素質は十分です。
静かに見守ってゆきたいですね。
高円寺ラーメン「横浜家系ラーメン おにのすみ家」お店の詳細
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