高円寺の “ 庶民派 ” 女王・のうじょうコラム vol.24 ～中央線の民、下北沢へ出陣＆高円寺流友達の作り方～

”高円寺の女王”と物騒なキャッチコピーで呼ばれつつも、
超庶民派ミュージシャンのうじょうりえが
高円寺の目線で「良い暮らし」を伝えていく

高円寺の”庶民派”女王・のうじょうコラム

2月度お送りします！

中央線の民、下北沢へ出陣

癒着しているかの如くよく名前が出てくるミュージシャンのグッナイ小形夫妻と高円寺に住む友人達と、下北沢のホテルに泊まりに行きました。
2週間前くらいに決まったプチ旅行です（距離は近いけどその心構え）
一昨年千葉の古民家宿に泊まりに行ったのが楽しかったので、またどこか行こう！という日。

小形ジュニアに最後会ったのが8月頃だったので半年ぶりくらい、しっかり大きくなっていた！！
前回はまだ首も座っていなかったのにハイハイで動きまくり。
すごく空気の読める子でこちらがご飯を食べ始めると眠ったり、駄々をこねたりというのが全然なく、
目が合うとにっこりしてくれたり、将来とんでもないイケメンになるのではないかと勝手に楽しみにしてます。

参加の半数はミュージシャン、音楽の街である下北沢はよく来るけれど遊びにってのはあまりないです。
いつもライブハウスと駅の間の道しか通らないので完全に観光気分で、初めて下北沢に来た人みたいなそわそわした動きでご飯屋さんに向かう我々。
高円寺マインドの人が下北沢にいると浮いてる気がしてしまうのは何故だろう？

最近新しくなった下北沢の駅前の通り（遊ぶと働くの未完地帯というコンセプトで「ミカン」という商業施設らしい）に、こんな日じゃなきゃきっと敢えて行かないのではないかという事で「タイ屋台 999（カオカオカオ）」というお店でご飯を食べました。
何か理由があるのかもしれないけど外国料理のお店が多くて、タイ料理とか食べたいねーと話してたのでぴったりでした。
「今日の虫」というメニューがあったけど誰も頼まなかった。
タランチュラとスコーピオンは確かこのお店で1番高い¥2000以上の値段が付いていて、高級品なんだなあ、、と勉強になりました。

ホテルにキッチンもあるしせっかくだから宅飲み（？）しようとその後はホテルで食べたり飲んだりしまくり、おそらく初めて胸焼けというものを自覚しました。
胃もたれと一緒だと思ってたんですけど胸がじりじり熱い感じ、別物なんですね。
もちろんゲームもやり、わたしは高円寺じゃなくてマリオパーティの女王だったのかと錯覚するほどボロ勝ちしました。
ゲーム慣れはしているので初見のゲームに割と対応できるんですけど、何回かやっているゲームには驕りが出てくるのか結構負けます。

次の日の朝はカフェに行きましたが、前日やり過ぎたのか皆いつもより早くお腹いっぱいになっていました。

こんなにお洒落で美味しい料理を食べてるのにその光景がちぐはぐで面白くて、なんだか懐かしい感じがしました。
一緒に過ごすってこういうことですね、体の調子まで似てきちゃう。
実家にいたとき今日はカレーが食べたいなあと思って帰ったら何も伝えてないのに晩御飯にカレーが出てきたり、
毎日彼ら彼女らと遊んでたとき何も約束してないのに起きる時間とか行く場所が被ったり。
最初は驚くけれどその内、同じ生活してたらそうなるかと妙に納得する。
すごく感覚的なもので上手く言えないんだけど、ああ〜この感じね〜と思いながら食事してました。

この日集まったメンバー以外にもまだいますが、コロナ禍孤独に押し潰されなかったのは間違いなくこの人達のお陰。
家族じゃないのに同じ温度感、春とか秋とかの過ごしやすい20度くらいでいられる関係。
お金もないし希望もない時期だったと思う、けど一緒に遊んで笑っているだけで何とかなる気がしていたし、本当に何とかなってしまった。
だからきっとこれからも大丈夫なんだと思います。
もしかしたらわたし達って、普段から色々なことを考え過ぎちゃっているのかもしれないですね。

類は友を呼ぶ

2月から引越しシーズン。
今から物件を探す人もいれば、引っ越しの準備をする人、既に引っ越し完了した人もいることでしょう。
ちなみにわたしはまもなく人生で初めての家の更新があり、ビビっています。
思い返せばたまたまどこも2年以内に引っ越してきたので、更新を経験したことがないんです。
今の家はすごく気に入っていて不便も無いのでもちろんそのまま。
住み始めた時は「もしかしたら2年後お金持ちになって鉄筋コンクリート広めのマンションとか住んでるかも！」とか考えてましたが、人生は甘くないもんだ。

わたしはほぼずっと高円寺に住んでいてこの辺りはミュージシャンが多いので、友達が自然と出来たのもありますが
ミュージシャンでない友達や年齢が違う友達も沢山出来ました。
どこで出会うねん！とよく言われるので
（自称）高円寺流友達の作り方、まとめてみました。

・まじでその辺
嘘つけと思うでしょ、マジです。
自分の生活リズムってある程度決まっているじゃないですか。
何時に出掛けて帰って来て、ご飯食べに行く場所やよく歩く道とか
生活が不規則な人もある程度は同じ行動になったりするはず。
やっぱり馴染みのお店って入りやすいし、家までの帰り道は変わらないし。
そしたらその内「この人よく会うな、、」って人を発見します。
何故かやってくるんです、そのよく会う人と話す機会が。
よく会う人＝同じ生活リズムの人
で、同じ生活リズムで動いていたら自然と行くお店が被ったり、共通の友達がいたりするんですよ。
不思議ですよね。これが類は友を呼ぶってことですかね。
元々よく見掛けてた人の方が全くの初見の人より少しは話しやすいし、そんな人とは仲良くなれる気もしてきます。

・飲みニュケーション
ろくでもないワードですけど、お酒を飲める人はお酒の力を借りるのも有効です。
わたしはお酒で失敗したことより、成功したことの方が多いので中々頼りにしてます。
知り合いが「お酒を飲むと1人で出掛けても無双モードになって誰とでも喋れる。元カノにもいつもそれでいて欲しいと言われた」と話してましたが、
わたしも昔の飲食のバイト先で「毎回テキーラ飲んでから仕事に来い」と言われたくらいなので理解できます。
お酒を飲んで楽しくなれる人は、多少飲んでから出掛けるのオススメです。
良くも悪くも怖いものがなくなり、自分の壁みたいのがなくなり、沢山話せるようになります。
決してダル絡みではなく、相手の話も聞きつつ、話し掛けるという。シラフでもこういうの意外と難しいけどね。
あと1人でバーみたいな所に飲みに行ったりすると、マスターが話を振ってくれたりするので会話しやすいです。
ただし飲み過ぎないように、お酒は自己責任で！
お酒好きな人はお酒のせいにしてはいけません。

・用がなくてもとりあえず外に出掛ける
いわゆる散歩というやつです。
街の雰囲気も知ることができるし、家にいるだけでは景色は変わりません。
SNS見てたら
「家にいれば元気がなくなり、外に出れば金がなくなる」
という言葉が流れてきて、物凄いしっくりきました。
お金がなければ外を歩くだけで良いです。
楽しいことないかな〜と呟いても、楽しいことはあちらからやってきてくれません。
自分から探しに行くのを楽しもうとする所からだと思ってます。

まとめるって言ったけどまとまってない気がする。笑
新しい街で友達出来たらいいな〜と思っていたら、参考にしてもらえたら（なるのかな）

これを打っていたら今日引っ越した人から、
「近所の飲み屋に行ったらもう知り合いに会った！高円寺すごい！」
と連絡が来ました。笑

次回は、3月初旬の更新予定です。

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