三鷹コーヒー「kissa by go café and coffee roastery」は、自家焙煎(手回し)、ハンドドリップのコーヒーが頂けるお店。
三鷹にある、MIDOLINO_というお洒落なシェアリングキッチンで、
月火水の週3日、間借りの喫茶営業をされている。
店主のgoさんは、吉祥寺「Blackwell Coffee」で少しの期間、コーヒー焙煎をされていた方。
そしてgoさんは写真家としての一面もお持ちだ。
写真家とコーヒー焙煎士の業務に共通点を見出されており、暗室で一枚一枚写真を焼くように、
コーヒー豆を手回しロースターで焼かれている。
私は以前goさんメインのイベントで、コーヒーの淹れ方教室に参加したこともある。
以下、参加記事↓
goさんに伺うと、焙煎と抽出で特に意識されているのが「みずみずしさと透明感」とのこと。
なので、goさんが淹れて頂くコーヒーは、冷めていくとどんどん味わいが移ろい、最後は水の様なクリアな液体に変わっていくのが何とも特徴的。
今回は、お店でコーヒーを2杯頂いてきた。
目次
三鷹コーヒー「kissa by go café and coffee roastery」外観
お店があるMIDOLINO_は、三鷹駅北口から歩いて15分ほどの、ひっそりした路地裏に存在する。
お洒落な、全英語の木看板。
三鷹コーヒー「kissa by go café and coffee roastery」店内
店内はお洒落な木カウンター。
カウンターに座って、goさんと会話しながら頂くコーヒーは毎回格別だ。
カウンター横にはテーブル席もある。
隣には他のお店が出店をされていて、お昼時はランチが頂けたりもする。
いうなれば、お洒落で大きなフードコートの様なスペース。
goさんのコーヒーは、テイクアウトも可能。
こちらUNION製の穴が開いたパンチング式手回しロースター。
こちらを使って、goさんは日々焙煎されている。
三鷹コーヒー「kissa by go café and coffee roastery」メニュー・抽出
こちらメニュー。
おー、今回は豆の種類がとても多いなぁ。
まずは、定番の深煎りブレンド「バロウズ」。
ちなみに、この「バロウズ」という名前は 、アメリカのビート文学の作家「ウィリアム バロウズ」からとられたもの。
あとはシングルオリジンストレートが並ぶ。
浅煎りから深煎りまで幅広く焙煎される。
goさんに豆それぞれの特性を伺うと、毎回とても丁寧に教えてくださり、豆の香り等も一つ一つ嗅がせてくれる。
カフェインレスコーヒーも人気が高い。
こちらバリエーションコーヒーなど。
なかでもエアロプレスシェケラートは人気が高い。
エアロプレスで濃く抽出したコーヒーに、甘さを加えてシェイカーを振って急冷させたもの。
上には細かい泡が浮かび、濃厚な飲むスイーツデザートの様な味わい。
フィナンシェなどの焼き菓子も揃える。
goさんの抽出。
ペーパードリップでゆっくり丁寧にお湯を注がれる。
22gの豆量に対して、200ccたっぷり抽出される。
コーヒーの実飲
はじめに、私が好きな「バロウズ」ブレンド(深煎り)を頂く。500円。
イエメン、東ティモールなどがベースのブレンドだ。
さっそく頂くと、うーん焙煎度が絶妙!
苦味があって、煙の香りが少しあって、甘みがあって。
ナッツチョコの様なコクがある。
で、時間が経過するうちに、味が7色の様にどんどんクリアに変化していく。
はじめはドシっとしたボディーなのに、だんだん軽くなって最後は水の様な純度に変わっていく様な感覚。
goさんとコーヒー談義をして、合間に一口コーヒーを含む毎に味が変わっているので、
毎回「あ、変わった」と呟いてしまう。
これがgoさんによるコーヒーマジック。
うーん、美味しい!
最後はチェイサーが入らないほどクリアに。
もう一杯頂こう。
持ってこられているコーヒー豆の香りを一通り嗅がせて頂いて、
特に香りが強かった「グアテマラ」(中~中深煎り)を注文。550円。
さっそく頂くと、おー若草っぽいみずみずしさ!
青リンゴの様な、フルーティーさや甘さがある。
goさんの浅めのコーヒーは、味に共通点がある様に感じる。
伺うと、藁の様なグラッシーな香りは削いで、その先の若草の香りをイメージして焙煎されているとのこと。
あー、そこの香りを私は認識しているんだろうなぁ、きっと。
いやー美味しかった。
コーヒー談義にもたっぷり華が咲いて楽しかったなぁ。
2020年3月の中央線コーヒーフェスが中止になってしまって、
出店の常連店であるgoさんのコーヒーを皆さんに知って頂けないのは本当に残念だけど、
ほぼ毎週月~水でお店をされているので、気になる方は伺ってみてください。
ではまた明日。
お店詳細
お店の詳細は、goさんの公式インスタグラムでチェックしてください。