福岡コーヒー「手音」は、自家焙煎(手回し)、ネルドリップ、深煎りのコーヒーが頂けるお店。
場所は西鉄大橋駅より徒歩3分、九州大学大橋キャンパス横に位置する。
お店は2003年にオープン。
店主・村上さんは、同じ福岡にある「珈琲美美」が今の赤坂に移る前の、今泉に店を構えていた時に、4年10か月勤め上げ独立された。
珈琲美美の記事↓
手音店内の、コーヒー焙煎した際のススで一面焼けた壁。
木漏れ日が差し込み、凛と静寂に満ちた空間。
村上さんがコーヒーを抽出する際、手から奏でられる様々な音色が、何とも居心地良い。
そんな手音さんで、今回はストレートコーヒーを頂いてきた。
目次
福岡コーヒー「手音」外観

西鉄大橋駅より徒歩3分、九州大学大橋キャンパス横の好立地にお店はある。
福岡コーヒー「手音」店内


カウンター5席、2名掛けテーブルも5席ほどで、珈琲店としては割と広めの店内。
BGMはうっすらとクラシック音楽が流れる。
一枚板で味のあるカウンターテーブル、コーヒー焙煎のススで焼けた壁と天井からのダウンライト、デザイナー水之江忠臣さんの名作・小椅子が並ぶ。
大きい窓からは外からの木漏れ日が良い感じで差し込み、凛としていて静寂で穏やかな店内は、とても落ち着ける空間だ。

店内入って直ぐの所には、豆の量り売りも。
豆色を見てわかる通り、全体的には深めのローストだ。
福岡コーヒー「手音」 メニュー

こちらブレンドが3種類。
「爽」「薫」「玄」。
わかりやすくて、かっこいい名前。

ストレートは5種類。
1~5へだんだん焙煎度が深くなっていく。
うんー、どれ飲もうか迷うな。。。

こちらはバリエーションコーヒー。

豆売りのページ。

郵便での発送も行っている。
モカ・ハラール(エチオピア)の抽出・実飲

どのコーヒーを頂こうか注文を迷ったので、村上さんに 「ストレートで深煎りのデミタスを頂きたいんですが。。」と相談すると、「んー、ではモカ・ハラールかマンデリンなどいかがですか?」と返答頂いたので、
今回はモカ・ハラール(エチオピア)をデミタスで注文。750円。
注文してからカップに淹れて頂くまでの動作が何とも美しい。
豆の丁寧な選別。ミルで豆を砕く。ネルをセッティング。じっくり淹れられる抽出。カップに注ぐまで、何とも無駄がなくスマートで隙がない感じ。
動作の”音”ひとつひとつが心地よくてうっとりさせられる。
コーヒーは音でも楽しむものなんだよなぁ。。

モカ・ハラールを一口頂くと、うおー!すごい華やか!
とろんとした液体。 花の蜜の様な甘み。
少しグローブの様な、独特な香草の様な香りも感じるなぁ。
苦味も存分だ。
いつまでも嗜んでいたいコーヒー。
チェイサーのお水と交互に頂く満足感がすごい。
いやー美味しかった。
コーヒーは勿論だけど、お店の環境と、村上さんが醸し出す優しく暖かい接客にとても癒された。

帰りにはコーヒー豆の保存缶を購入。
これ450円って、安すぎない!?
ちゃんとパッキンもついてるし、かっこいい。
即決で購入させて頂いた。
良い福岡土産になったなぁ。(自分の。)
ほんと良いお店だった。
ではまた明日です。