虎ノ門コーヒー草枕は、自家焙煎(手回しロースター)、ネルドリップ・点滴ドリップ、深煎りのコーヒーが頂けるお店だ。
店主の相吉さんは、いまはなき青山の大坊珈琲店に通いつめられていた方。
なのでお店では、大坊珈琲店のニュアンスに近い濃厚な深煎りが頂ける。
お店は虎ノ門という立地柄、ビジネスマンの憩いの場になっている。
店内は随所に和の雰囲気があって、薄暗く、落ち着ける空間だ。
今回は、こいめのブレンドを頂いたのでレビューする。
目次
虎ノ門コーヒー「草枕」外観
お店は、虎ノ門駅と内幸町駅との丁度間にある。
入り口には暖簾がかかり、手入れされた緑がある和雅な雰囲気。
まるで割烹料理屋の様な佇まいだ。
この素敵な外観がビジネス街に突如現れるので、お店は比較的見つけやすい。
虎ノ門コーヒー「草枕」店内・メニュー
縦に長細い店内。
カウンター席と、2名掛けテーブルが4、5席ほど。
照明は薄暗く、間接照明のみ。
和の衝立や民芸品などがあり、BGMはLPレコードでクラシックが流れる。
カウンターには小説が並ぶ。
勿論、夏目漱石の「草枕」も。
物腰柔らかい店主の相吉さんが、とても機敏に接客をされているのが印象的。
ブレンドコーヒーは「こいめ」「ふつうめ」「うすめ」「デミタス」がある。
それぞれの焙煎度と濃さは以下↓
・こいめ 深煎り 20g 100cc
・ふつうめ 中深煎り 12g 130cc
・うすめ 中煎り 10g 150cc
・デミタス 深煎り 25g 50cc
本日の珈琲はコロンビアだ。
デミタス実飲・レビュー
今回はデミタスを注文。750円。
丁寧にネルドリップ抽出頂いている間は、カウンターの文庫本を適当に読んで時間潰し。
提供いただいたカップは大倉陶園だ。
さっそく一口頂くと、おー!まったり、滑らか。
液体がトロンとしてるなぁ。
その後クワーっと広がる香ばしさと深煎りブレンド独特の干し草の様な香り。
後に広がる甘さの余韻。
焙煎度はけっこう深い。
煙の香りが入っていて、ふわわーっと口から鼻奥へ広がっていく感じだ。
インパクトはあるけど優しさも感じるなぁ。
デミタスをちびちび頂きながら、チェイサーの水を飲むのが何とも格別だ。
いやー、美味しかった。
インパクトあるコーヒーだったな。
今度は水出し珈琲頂きに来よう。あとチーズケーキも。