大阪箕面コーヒー「廣屋珈琲店」は、自家焙煎・深煎り・ネルドリップのコーヒーが頂けるお店。
以前お店は、兵庫県の西宮で約10年運営されていて、その後2018年に大阪府北摂地の箕面に移転された。
店主の廣屋氏は、大阪「蘭館珈琲ハウス」で働かれていた経験があり、鎌田氏の元で修業されている。
鎌田氏は、日本珈琲界の始祖でもある襟立氏のお店の常連客であり、「蘭館珈琲ハウス」は襟立氏を技術顧問に迎えられているので、廣屋氏は襟立氏の後輩にあたる。
廣屋氏はその後、バターブレンドコーヒーで有名な「ダンケ箕面店」でも働かれていたことがあるので、様々な経験をされて独自の珈琲を追求されている。
コーヒーの焙煎機は、直火と赤外線2種類の熱源を使ったものを使用される。
そういう意味では、襟立氏の弟子である東京田町「ダフニ」桜井氏と同じ手法なのが、深煎り好きとしてはグッとくるポイント。
今回はそんな廣屋珈琲で、深煎りとチーズケーキを頂いてきた。
目次
大阪箕面コーヒー「廣屋珈琲店」外観
![大阪箕面コーヒー「廣屋珈琲店」外観](https://shige-gourmet.jp/wp-content/uploads/2020/09/IMG_20200927_140232-1024x1024.jpg)
お店は大阪府箕面の閑静な住宅地の中にある。
一軒家の1階部分がお店になっている。
木の大きな扉と看板が目印。
![大阪箕面コーヒー「廣屋珈琲店」外看板](https://shige-gourmet.jp/wp-content/uploads/2020/09/IMG_20200927_140300-1024x1024.jpg)
お店前に駐車場が3台あるのがとても嬉しい。
大阪箕面コーヒー「廣屋珈琲店」店内
![大阪箕面コーヒー「廣屋珈琲店」店内](https://shige-gourmet.jp/wp-content/uploads/2020/09/IMG_20200927_140650-1024x1024.jpg)
店内は明るく、ナチュラルで大きな木天板カウンターが特徴的。
とても清潔感がある。
カウンター6席ほどと、4人掛けテーブルが2つ。
BGMは穏やかなインストジャズが流れる。
![大阪箕面コーヒー「廣屋珈琲店」カウンター奥カップ](https://shige-gourmet.jp/wp-content/uploads/2020/09/IMG_20200927_140715-1024x1024.jpg)
カウンター奥には、大倉陶園の高級なカップがズラッと並ぶ。
お客さんや淹れるコーヒーによって、店主がその都度カップを選ばれる。
![大阪箕面コーヒー「廣屋珈琲店」コーヒー豆量り売り](https://shige-gourmet.jp/wp-content/uploads/2020/09/IMG_20200927_141321-1024x1024.jpg)
レジ横には、コーヒー豆の販売も。
カフェオレベースやドリップバッグも揃える。
大阪箕面コーヒー「廣屋珈琲店」メニュー
![大阪箕面コーヒー「廣屋珈琲店」メニュー・期間限定豆](https://shige-gourmet.jp/wp-content/uploads/2020/09/IMG_20200927_140400-1024x1024.jpg)
期間限定コーヒーは、エチオピア・イルガチェフのナチュラル。
![大阪箕面コーヒー「廣屋珈琲店」メニュー・コーヒー](https://shige-gourmet.jp/wp-content/uploads/2020/09/IMG_20200927_140430-1024x1024.jpg)
ブレンドコーヒーとシングルオリジンを、バランスよく揃える。
スタンダードメニューのエチオピア・イルガチェフは、ウォッシュド製法のもの。
![大阪箕面コーヒー「廣屋珈琲店」メニュー・その他ドリンク、スイーツ](https://shige-gourmet.jp/wp-content/uploads/2020/09/IMG_20200927_140512-1024x1024.jpg)
アレンジ珈琲やコーヒー以外のドリンクも揃える。
スイーツは、手作りケーキやアイスクリーム、夏季限定のコーヒーゼリーなどがある。
![大阪箕面コーヒー「廣屋珈琲店」メニュー・フード](https://shige-gourmet.jp/wp-content/uploads/2020/09/IMG_20200927_140542-1024x1024.jpg)
食パンのフード物も取りそろえる。
![大阪箕面コーヒー「廣屋珈琲店」メニュー・夏のスイーツ](https://shige-gourmet.jp/wp-content/uploads/2020/09/IMG_20200927_140618-1024x1024.jpg)
こちらは夏限定のスイーツメニュー。
コーヒーとチーズケーキの実食
![大阪箕面コーヒー「廣屋珈琲店」コーヒーとチーズケーキ](https://shige-gourmet.jp/wp-content/uploads/2020/09/IMG_20200927_140759-1-1024x1024.jpg)
コーヒーは2杯頂くこと前提でオーダー。
1杯目は、期間限定コーヒー「エチオピア サンドライ イルガチェフェ マウンテンドライ(550円)」と、手作りチーズケーキ(450円)を注文。セットで50円オフ。
![大阪箕面コーヒー「廣屋珈琲店」エチオピア サンドライ イルガチェフェ マウンテンドライ](https://shige-gourmet.jp/wp-content/uploads/2020/09/IMG_20200927_141219-1024x1024.jpg)
抽出を見ていると、急須スキッタ―がついたユキワポットで、3投ほどでサッと淹れられた。
抽出後は温め直されて、ほどよい温かさに。
さっそく頂くと、おー、艶やかな品!
イルガチェフ特有のフルーティーな華やかさがありながら、ものすごく柔らかくクリーンな味わい。
一見ナチュラルと言われないとわからない透明感。
![大阪箕面コーヒー「廣屋珈琲店」チーズケーキ](https://shige-gourmet.jp/wp-content/uploads/2020/09/IMG_20200927_141138-1024x1024.jpg)
チーズケーキはまったり濃厚!
バニラ感強めでほどよい固さがあり、口の熱でねっとり溶けていく感じ。
口の中でゆっくり転がして食べたくなる。
しっとり底のボトムの食感違いも楽しい。
コーヒーとのペアリングも素敵。
イルガチェフェの華やかさが、より引き出されるなぁ。
![大阪箕面コーヒー「廣屋珈琲店」エスペシアルビター](https://shige-gourmet.jp/wp-content/uploads/2020/09/IMG_20200927_141247-1024x1024.jpg)
2杯目は、ブレンドのエスペシアルビター(750円)を注文。
マンデリンベースの極深煎りブレンド豆を38g使用し、50ccを抽出する。
点滴抽出を丁寧にしながら、蒸らしや待ちの工程を入れる。
一定間隔ではなく、待ちながら抽出され、滴一滴と淹れていく。
その時間約20分。
カップは私が最も好きな、大倉陶園の黒金配色デミタスカップに淹れて頂いた。
一口頂くと、温度が常温にまで下がってる。
甘味がムワっと広がりながら、奥ゆかしい品!
この共通する品の良さが、廣屋珈琲の神髄だなぁと感じる。
体にカフェインがドクドク入っていくパワフルさがあるけど、口当たりはおぼろげ。
複雑でわかりにくい味わいだが、味の方向をじっくり読んでいくと、とても奥深さを感じる一杯。
いやー、美味しかった!
コーヒーとチーズケーキのペアリング。
1杯入魂で淹れてくださる、濃厚デミタス。
どちらも格別に素晴らしい。
実家に帰ったら、絶対寄りたいお店だ。
それではまた明日。
お店詳細
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