高円寺「マリシャック」は、毎週火曜に間借りをされているスパイス料理屋さん。
場所は、高円寺北にあるレンタルスペースの716cafe(なないろカフェ)。
「日本人の日本人による日本人の為のスパイス料理」をコンセプトにしたお店。
メインはカレーで、自家製のドリンクも提供される。
店主はフレンチのシェフをされていたが、スパイスカレーにはまり、カレーの世界に飛び込んだのだそう。
今回はランチでカレーを頂いてきた。
目次
高円寺間借りカレー「マリシャック」外観
お店は高円寺駅北口から歩いて13分ほどの所の、早稲田通り沿いを阿佐ヶ谷方面に歩いた右手にある。
一面ガラス張りの壁からは、中の様子を伺うことができる。
表の看板。
この日は、ランチとディナータイムの営業。
716cafeは日替わりのレンタルシェアキッチンで、毎日店主が異なる。
毎週月曜は、以前レビューした「月曜スリランカカレー」が出店されている↓
高円寺間借りカレー「マリシャック」店内・メニュー
店内入った所には、小振りのカウンターとテーブルが2席。
可愛いナチュラルな雰囲気のレンタルカフェ。
奥には小上がりのテーブル席が2席。
子連れでも利用しやすい。
本日のお品書き。
カレーは2種類。
デザートや自家製ドリンクなども揃える。
2種盛りカレーを実食
今回は「バタフライピーコルマカレー・タコとブロッコリーのペペロンチーノ」と「4種の出汁の鶏もも肉とキノコのカレー」の2種盛りを注文。1,100円。
具材たっぷりで美味しそう!
バタフライピーのカレーは、色が灰色だ。
元々「青色のカレー」を目指して作られたそうだが、念願叶わなくこの様な色になったのだそう。
バタフライピーの色素は、レモンを絞ると青色からピンクに変わることでも有名。
チャレンジが面白い。また成功するといいなぁ。
味は、お洒落なスパイス感と魚介の旨味!
なるほど出したかった「青色」は海のイメージだ。
南仏やイタリアをイメージして、ディルシードやフェンネル、オレガノ、バジルなどのハーブを使われているそう。ここからお洒落な味わいを感じる。
上には炒められたぷりぷりのタコと、食感が良いブロッコリーが乗っていて、ペペロンチーノ風味の味付けになってる。
こちらは、4種の出汁の鶏もも肉とキノコのカレー。
出汁のじゅんわりした奥深さがしっかり出てる!
ほろほろに柔らかいモモ肉と、色んなキノコの食感が素晴らしいなぁ。
4種の出汁は、鷄、鰹節、昆布、椎茸から取られているのだそう。
キノコは、舞茸、しめじ、エリンギ、エノキ茸、椎茸の5種類が入っていて、味と食感に変化を持たせているとのこと。
凄い手間のかかり用だなぁ。
3種類のアチャールは、辛み強めなカレーの箸休めにぴったり。
食感にバラエティが富んでいて、一つのプレートに飽きない美味しさがある。
まろやかでマイルドなダルも美味しい。
ラッサムは、キリッとした酸味があるスープ。
野菜の旨味がじゅんわり染み出てる。
いやー、美味しかった!
改めて、高円寺間借りカレーのレベルの高さがわかる一皿だった。
店主がやりたいことをたくさん詰め込んで、理想を形づくろうという姿勢がしっかり感じとれる。
常設店舗だと思慮すべき「手間」「コスト」を、逆に惜しみなく使って、全速力で球を投げてくる感じ。
ここに間借りカレーの奥深さと、面白さがある。
カレーは日替わりで違うみたいなので、また伺いたいな。
他のカレーも食べてみたい。
それではまた明日。
お店詳細
・詳しくはお店の公式インスタグラムをご確認ください。
・716カフェの公式ホームページはこちら。