高円寺テイクアウトグルメ・厳選10選!高円寺在住ライターが緊急事態宣言下の街を振り返る。

緊急事態宣言における高円寺 高円寺

政府すじによると、2021年9月30日に緊急事態宣言および、まん延防止重点措置法が解除される見通しだ。

緊急事態宣言下で私は、不要不急以外は高円寺の街から全く出ることのない生活を送り、街や人と深く関わることになった。

その中で150店ほどの飲食店でお弁当を食べてきた。

⇒高円寺テイクアウトへのリンク

この体験のまとめ(私の気持ちや、飲食店のことなど)を前々からどこかのタイミングでしたいと思っていたので、そろそろ時期がきたかなぁと今、キーボードを叩いている。

緊急事態宣言下、私の気持ちの移ろいについて

私はずっと、飲食店時短協力金の線引きに関して、政府に対して理不尽極まりないなぁという気持ちで一杯だった。

営業時間が20時以降のお店に関してのみ支払われる、一日4~6万円の協力金。
これは小さな個人店が多い高円寺においては、バブルに近い十分すぎる額だっただろう。
一方、駅前の大手や従業員が多い飲食店に関しては全く足りない額でもあった。

1回目の緊急事態宣言下においては、この協力金の方針は決まっていなかったので「とにかく飲食店を守らなくては!」という気持ちから、私は毎日お弁当を買って応援してきた。
しかし政府の協力金方針が決定した後は、不公平極まりないこの基準に大きく失望したし、小さな個人店が多い高円寺で自分ができることはほぼ無いなぁとヤル気を失った。

それがツブサの毎日更新に、ブレーキをかけたキッカケだった。

だがしかし、本来の営業時間が20時までのお店に関しては協力金が一切支払われない為、
毎日でも通って支えようという気持ちが同時にフツフツと沸いた。

曖昧な基準により、守られるものと守られざるものが、はっきり明文化されてしまった時代。

昼を中心に営業するカフェ等は、本当に苦しい状況になった。

そんな中私は、20時まで営業する高円寺MYTH CAFEに足繁く通うことになる。

私が政府の理不尽な方針にイライラをつのらせる中、当事者のMYTH CAFE店主は「うちは協力金を貰えないけれど、それはお上が決めたことだからしょうがない。それに頼ろうと思ってもいないし、平常時でもダメなお店が結局ダメなのは変わりないですよ。」と言い、この言葉に深く共鳴した。
環境のせいにしない、こういうお店ほど守らなくてはいけないと強く思った。

緊急事態宣言下で、人やお店の本性が浮き彫りになり、街で良いことも悪いことも嫌というほど見てきた。
自分の考えに相いれない人がはっきりする一方、同じ考えを持つ仲間にも多く出会えた。
これは、怪我の大きな功名だった。

緊急事態宣言下で、粛々と営業を続けていたMYTH CAFEのようなお店以外にも、テイクアウトで目立った動きをしていたお店、特に美味しいお弁当を販売していたお店、惜しくも閉店してしまったお店など、たくさんのトピックがあった。

今回はそれらのお店を、以下にコメントをつけながら紹介したい。

高円寺テイクアウト 印象的な動きをしていたお店・5選

焼貝あぶさん

一回目の緊急事態宣言に入った時、いちはやく商店街の店外にテーブルを出し、声掛けしながらお弁当販売をはじめたことは、当時鮮烈だったことを記憶している。
すごい時代に突入してしまったなぁと。
その後Twitterを中心に、#高円寺テイクアウト が盛り上がり、皆で飲食店を守ろうというお祭りの様になったムーブメント。そのキッカケを作ったのがあぶさんだと思っている。

世の中の動きへの対応がとにかく早く、商店街の暗い景観を力強く変えた。

※2021年9月末現在、店内営業は再開されていて、テイクアウトも対応している。

■お店の公式インスタグラム

星ノ夜ノボート

店主が、管理栄養士で野菜ソムリエであり、元栄養教諭。

お店は建物2階で、店下にテーブルを出してお弁当販売されていたのだが、特に店主が気にされていたのが栄養バランス。
過去に学校給食を作っていた経験があり、その知見を活かして栄養の偏りを補うお弁当を種類豊富に用意していた。
お客さんのことを親身に考えてくれていることに、心がじんわり明るくなった。

お店の公式Twitterでは、政府の方針に対して一飲食店の意見として為になる引用リツイートを頻繁にされていて、それを見て今後の方針を考えてきた飲食店の方も多かったはず。

※2021年9月末現在、お店は休業中。

■お店の公式Twitter

Bear’s Cafe Forest(ベアーズカフェフォレスト)

お店を2020年4月1日にオープンしてまもなく、緊急事態宣言に突入。

そんな不運な状況も諸共せず、お弁当販売に素早く対応を切り替えて笑顔で接客されていたのが、非常に健気で高印象だった。

佐賀出身の若い女性店主が厳選した佐賀特産品を作って仕上げるお弁当は、まるで愛妻弁当だなぁと感じたことを今でも覚えている。

※2021年9月末現在、お店は休業中。

■お店の公式Twitter

【閉店】BUNGO(ブンゴ)

高円寺純情商店街のつきあたり、お店はらせん階段を上がった上にあるが、下の通りにテーブルを広げてお弁当販売をされた。
オーナーがお弁当を持って、階段をいそいそと走り回っていた光景が今でも脳裏に焼き付いている。

2020年の5月28日、29日の2日間、緊急事態宣言による外出自粛などで外に出られない一人親家庭(母子家庭、父子家庭)を対象に、昼食を無料で提供する活動も行っていた。↓

https://koenji.keizai.biz/headline/1176/

グリル料理やお魚が美味しい大好きなお店だったが、惜しくも2020年11月にお店は閉店してしまった。

Ahola(アオーラ)

本来は多国籍料理パブのお店だが、2021年8月より、通常のお店ラインナップとは異なる、ハワイアン弁当・ホットドッグ・ハンバーガー弁当を500円で販売。

外観看板の文字「A、H、A」が取れてしまったことをきっかけに、期間限定「OL(おやつランド)」のお弁当屋として再開。
店主がおやつにかける情熱が半端じゃなく、メインよりもおやつの仕込みに異様に時間をかける様は、インスタグラムで話題を生んだ。

店主が協力金をお客さんに還元したい思いで始められた500円弁当は、インスタグラムフォロワー500人達成時、更に500円オフする「エレクトリカルおやつパレード」を開催(要は無料配布)。
その時のおやつの種類は、なんと8種類。
当日は列を作る大盛り上がりで幕を閉じた。

※2021年9月末現在、テイクアウトを引き継ぎ対応中。

■お店の公式インスタグラム

高円寺テイクアウト 特に美味しかったお店・5選

魚貝 ののぶ

料理人が自ら築地・豊洲の市場に出向き、仕入れる魚料理は絶品!

特にこの「本気の鮭弁」の迫力、鮭は普通の切り身の3、4倍はあろう大きさ。

鮮度良い魚を食べたい場合は、ののぶを重宝した。

※2021年9月末現在、テイクアウトを引き継ぎ対応中。

■お店の公式インスタグラム

せんなり

お店は新高円寺になるが、焼肉弁当では「せんなり」がぶっちぎりに素晴らしかった。

柔らかい和牛カルビに、キムチグランプリ大会で大賞を受賞した絶品キムチ、サラダにスープまでついて900円という破格値。

後にこれを超える焼肉弁当とは出会うことがないくらい、コスパが良いお弁当だった。

※2021年9月末現在、テイクアウトを引き継ぎ対応中。

■お店の公式インスタグラム

The Lotus(ザ・ロータス)

ネパール人が店主の、本格カレーが食べられるお店。

高円寺には現地の方のカレー屋はたくさんあるが、その中でも「The Lotus」のカレー弁当が特に素晴らしかった。

カレーが豊富な種類から選べて、お持ち帰りのサイズとは思えない超特大ナン、ご飯と、チキンティッカが付いてくる。その上安い。

店員さんの接客が良いのも魅力的。

※2021年9月末現在、テイクアウトを引き継ぎ対応中。

■お店の公式Twitter

【閉店】ンメモンラボ

山形の家庭料理が食べられるお店。

お弁当に入っている、お米(つや姫)の美味しさに驚いたことを覚えている。
お弁当で大事なのはやはりお米なのだと、お店に教えてもらった。
そのほかのお惣菜ももれなく素晴らしかった。

しかしお店は、緊急事態宣言中に閉店。
今後ひいきにしようと思っていたお店がなくなるのはとても寂しい。

バーンイサーン

私がもっとも、晩にテイクアウトしたお店はここ。

お店の近くにSOUND STUDIO DOMがあるので、晩にお弁当をテイクアウトしてドムスタで食べることが一時期の日課だった。

ここのお店はコスパが非常に良いのだけど、食べると元気になれるところが素晴らしい。
夜に食べるタイ料理は、高円寺で遅くまで働く労働者の疲れを吹っ飛ばしてくれる。

メニュー全品テイクアウトが可能。
特にお薦めのメニューは、センヤイラーナー、カオマンガイ、カオラーナヌアナンマンホイ。

※2021年9月末現在、テイクアウトを引き継ぎ対応中。

いかがだっただろうか。

高円寺テイクアウトをいつか記事でまとめたいと思っていたので、やっとその機会を得ることができたことにホッとしている。

2021年9月30日に緊急事態宣言および、まん延防止重点措置法が解除される意向だが、おそらくまた年末に感染者が増えて緊急事態宣言との追いかけっこになるのは予想つくことだ。

専門家によると、これがおそらく2年は続くと言われているので、長い間予断を許さない。

ただワクチン接種が進み、感染者数が減って通常の生活に戻れる機会が生まれた事は喜ばしいことだと思う。

引き続き、高円寺の飲食店がとるアクションをつぶさにアーカイブしながら、毎日高めのアンテナをはって暮らしてゆくつもりだ。

はやく事態が収束することを願ってやまない。