千葉「CAFE RHYTHM」は南柏駅から駅近にあるカフェ。
店主の塚田氏は、今はなき東京・青山の「大坊珈琲店」でスタッフをされていた方。
大坊珈琲店の中期に3年ほど働かれていたそう。
同じ千葉にある「焙煎香房抱」の店主・水野氏とは同期にあたる。
そんな大坊珈琲店の系譜が、カフェスタイルで気軽に楽しめる珍しいお店だ。
コーヒーだけでなくドライカレーやフレンチトーストの様な食事も美味しいと評判。
コーヒーは自家焙煎(手回しロースター)、ネルドリップ・点滴ドリップ、深煎りだ。
今回はコーヒーで一番おすすめのブレンドを頂いたので、レビューする。
目次
千葉「CAFE RHYTHM」外観
お店外観はカフェやバーの様なお洒落な佇まい。
看板には「自家焙煎珈琲専門店」の文字が。
ブレンドコーヒーは1~5番の濃度があり、大坊珈琲店と同じ提供方法だ。
・1番 30g 100cc
・2番 25g 100cc
・3番 20g 100cc
・4番 25g 50cc
・5番 15g 150cc
千葉「CAFE RHYTHM」店内と珈琲抽出
店内は縦に長く、大きなL字カウンターとテーブルが1席。
お店以前はスナックだったらしく、そこを居抜きで借りられ、手直しをされたそう。
コーヒーを注文する前に、カウンターで塚田氏としばしの会話。大坊さんのことを話に出すと、マスターの目色が変わったのが印象的だった。深煎りに関しては並大抵のこだわりが伺える。
お話の中で印象的だったのが、塚田氏は大坊珈琲店で働かれる際マスターに、今後独立してカフェ開業したいことを宣言されていたらしい。
当時はその様な気概のあるスタッフは周りにあまりいなかったとのこと。
リズムのコーヒーはブレンドとストレート数種類とがある。
おすすめは何と言っても8種類の豆を使用したブレンド。
コロンビア、モカ、タンザニア、ブラジル(ピーベリー)の4種をそれぞれ違う焙煎度2種、すべて同比で混ぜているらしい。
中でもブラジルピーベリーの豆には特にこだわりがあるとのこと。
焙煎した後は3週間くらい豆を寝かせている。
そうすれば一番良い甘みの状態で提供できるらしい。
塚田氏のドリップに関してはインスタグラムに掲載しているので、こちらを確認ください。↓
ユキワのポットで水滴をポタポタ落としながら丁寧にドリップされる。
ブレンドコーヒー(3番)を実飲・レビュー
今回はブレンドコーヒーの3番(20gで100cc)を注文。
トロっとしたまろみがありながらもガツンとした深みとコクがある。
焙煎は深めで煙の匂いが少し入っている。湯温度は高めなので、ゆっくり飲むことをオススメされる。「冷めていくと次第に甘くなっていきますから」と言葉を添えて。
非常に豆感がある、心地よい苦味だ。ヘーゼルナッツの様な香ばしさと甘さがあるなぁ。
いやー、美味しかった。
こういうカフェの様な気軽なスタイルで深煎りを楽しめるのは何とも魅力的だ。
今度来る時は食事やデザートとのマリアージュを楽しんでみよう。