下北沢コーヒー「珈琲屋うず」は自家焙煎(手廻しロースター)、ネルドリップ(点滴ドリップ)、深煎りが頂けるお店。
店主の古屋氏は今はなき青山の大坊珈琲店に閉店までスタッフとして勤められていた方。(富士見ヶ丘の慶珈琲店主・宮澤氏も同様。)
慶珈琲の記事↓
大坊珈琲店が閉店(2013年12月)した後は、恵比寿にバーをお昼・間借りされる形でCoffee Tramを開店。トラムを2018年8月31日に閉店された後、同年9月19日に珈琲屋うずを開店された。
ちなみに新高円寺・珈琲店長月の店主飯田さんはCoffee Tramでスタッフをされていたので、元師弟関係にあたる。
珈琲店長月の記事↓
今はなき大坊珈琲店の深煎りを求めてうずに来られる方は多いが、近年「一日大坊珈琲店」などで大坊氏が淹れる珈琲と、古屋氏が淹れる珈琲の味は異なる点が面白い。これは慶珈琲に関しても同じだ。
完全に守破離が成されていて、それぞれが違うニュアンスの珈琲を焙煎・抽出されている。
今回はそんな珈琲屋うずのレビューする。
目次
下北沢の自家焙煎コーヒー「珈琲屋うず」外観
珈琲屋うずは下北沢のはずれ、端っこにある。
下北沢の喧騒から外れた穏やかな場所だ。
味わいのある木看板。珈琲店ではなく、珈琲屋。
下北沢の自家焙煎コーヒー「珈琲屋うず」 店内
撮影は現在、手元のみ可能で内装の撮影は不可になっている。
以前は撮影が許されたので、当時の画像は下記インスタ記事をご覧ください。↓
珈琲の注文方法は、メニューにあるストレートの銘柄を注文するでもいいし、「その時の気分」を伝えて店主が自由にブレンドする方法とがある。
お店としてはブレンド推しだが、ストレートは他のお店と比較しやすいのでそこも面白い。
コーヒー(コロンビア)実飲・レビュー
今回はストレートのコロンビアを注文。700円。
さっそく一口頂くと、ほー、なるほどー!
液体は滑らかでトロりとしてる。焙煎度はけっこう深めで、煙の香りが少し入ってる。ボディはそこそこにクリア感があり優しい。香ばしい香りも存分に口の中に広がっていく。
今の珈琲のテイストは、枯れ感とか滲み感、色でいうとセピア色を連想するなぁ。
以前飲んだコーヒーは「剛」を感じたんだけど今回は「柔」を感じるぞ。
なので少し優しくなった分、前より随分丸くなって飲みやすくなったなぁという印象を受けた。
ただひとつ、古屋氏は焙煎や抽出を日々調整を繰り返されるので、今このタイミングで飲んだものと、1年後の味は変化し続けると思われる。
絶えず進化し続けるうずは、いつも目が離せないお店だ。
2020年1月25日に開催されたイベント「珈琲とチョコレートの話。~珈琲屋うずとla chocholaterie NANAIRO~」レビュー↓